親が配牌の時点でテンパイし、第1ツモでアガることで成立する役満「天和」。その発生確率は約33万分の1と数ある役満の中でも激レアな手であり、まさに「奇跡」の役満とも言われているが、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2021」10月26日第1試合では、そんな天和寸前の場面があり、実況者たちが大興奮した。
【動画】発生確率33万分の1「奇跡の役満」天和の大チャンス

 奇しくも、この日は番組冒頭から「Mリーグ・役満の日」との話題で持ちきりだった。2018年の同日には佐々木寿人(連盟)が国士無双、2019年の同日には瀬戸熊直樹(連盟)が四暗刻を完成。2020年の同日には滝沢和典(連盟)が、Mリーグでは認められていないローカル役満の四連刻をアガっている。それだけに、実況の松嶋桃は選手の手牌に四暗刻へと近づく暗刻が並んだ際など、役満へ届きそうな状況が訪れるたびに期待。ただ、どれも役満へは育たず、選手たちの巧みな闘牌を見守るにつれて役満の日というワード自体が忘れられかけていた。