2000万円をだましとられたケースも… 高齢女性を狙う“詐欺占いサイト”の卑劣な手口とは
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 8日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、利用者を洗脳して高額請求をする「詐欺占いサイト」が紹介された。

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 この日は「警鐘! SNS詐欺にご用心。生放送でクリックしたらどうなる? SP」と題して、毎日のように届く不審なメールに書かれているURLにアクセスしたら何が起きるのかを生放送中に検証。ゲストには事情に詳しい多田文明氏と鬼島慶介氏を招いた。

 鬼島氏は被害者が急増しているという洗脳系占い詐欺サイトのなかから「詐欺だという根拠がある『メシア』という占いサイトを紹介していきたい」と切り出した。

2000万円をだましとられたケースも… 高齢女性を狙う“詐欺占いサイト”の卑劣な手口とは
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 「メシア」ではおよそ3日間の無料鑑定期間があるが、その後は鑑定士にメールを1通送るごとに1500円の課金をする必要があるという。無料鑑定期間で利用者を信用させて「おまじない」のような言葉を送らせるそうで、それが「1文字ずつ」というケースもあり、結果莫大な課金となるのだとか。

 実際にあった被害者のメールを鬼島氏は紹介。「ご」「せ」「ん」「ぞ」「さ」「ま」「ご」「め」「ん」「な」「さ」「い」と「ご先祖様ごめんなさい」という文章を一文字ずつ、計12通のメールにして送らせるもので、送信するために必要な12通分の代金18,000円を支払わせるというものだった。

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 さらに19文字で28,500円、さらには30通で45,000円を支払わせるケースもあり、鬼島氏が「これを毎日とか毎時間送らせるんです」と続けると、竹山は「1回じゃないの!?」と驚愕。「これを毎時間送らされた人がいて、その人は2か月間で2,000万をだまし取られました」と明かして竹山を絶句させた。

 鬼島氏は「占いサイトがインチキか調べる方法がありまして。メールアドレスを複数用意して違う名前、違う生年月日でそれぞれ登録してみるんです。そうするとインチキなところは全部同じ鑑定文が送られてくる」と、サイトを見分ける方法について解説。最初の30通ぐらいは同じ内容になるのだという。

 番組では実際にスタッフ5名が別々にメールを出して占いを依頼。「鑑定結果」を見てみると、名前の部分だけはスタッフのものになっていたが、内容は全員「あなたのご入力情報を確認したところ、大金を掴む運命線が見えました」と、まったく同じ文言が書かれていた。

 鬼島氏いわく、6年前から同じものが使いまわされており、名前は自動的に変換されているそう。また、必ず返ってくる保証はないものの返金活動をする場合には、サイトが閉鎖される前に行動を起こすことが大事だという。

 竹山が「これを取り仕切っているのは?」と問いかけると、鬼島氏は「もともとサクラ出会い系を運営していた連中がやってます」と回答して「まったく同じシステムでできるんです」と、「女性とのやりとりと求める男性」から、「占い師とのやりとりを求める高齢女性」にターゲットが変わっただけだと語った。

カンニング竹山の土曜The NIGHT
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