殺害された飼い主を待つ“ウクライナのハチ公”のエピソードにカンニング竹山が嘆息「ひどい…」
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 22日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、帰らぬ飼い主を待つ「ウクライナの忠犬ハチ公」が紹介された。

【動画】ウクライナのハチ公の悲しげな目(1時間40分45秒頃~)

殺害された飼い主を待つ“ウクライナのハチ公”のエピソードにカンニング竹山が嘆息「ひどい…」
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 この日はウクライナの地を訪れて取材を慣行した報道カメラマン・宮嶋茂樹氏をゲストに招き、数々の写真とともに戦地ウクライナの現状について話を聞いた。

 宮嶋氏が紹介した写真のなかには、ロシア兵、ウクライナの市民といった人々の遺体も写りこんでおり、竹山は「衝撃的な写真かもしれませんが、これが戦争の現状ですので、宮嶋さんが撮影した写真をそのまま見ていただいております」と注釈を入れた。

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 ウクライナの首都キーウ近郊にある町・ブチャではロシア兵から市民が拷問、強姦、殺害されるといった戦争犯罪がおこなわれていると、欧米メディアは報道している。現地に赴いた宮嶋氏は「私は明らかな戦争犯罪の跡をこの目で見てきました。私はそう確信しています」とコメントした。

 宮嶋氏は、ゴミの山とともに焼かれた遺体や、47体の遺体が埋葬されていたブチャの聖アンドリア教会の墓地の写真を紹介。竹山は痛ましい光景に何度も「うわ……」と声を上げた。

 竹山が「ある意味ロシア軍がいろいろなことをして、殺して、その辺に死体をほっぽらかしてメチャクチャやっていたってことですか?」と問いかけると、宮嶋氏は「そうですね。街中に(遺体が)転がってました」と認め、虐殺の明らかな証拠があったという団地の写真を紹介。この団地の地下では後ろ手に縛られて後頭部を撃たれた民間人の遺体が放置されており、宮嶋氏は遺体は目の当たりにした日本人のジャーナリストから「間違いなかった」と言われたことを明かした。

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 そして、宮嶋氏は1匹の秋田犬が写っている写真を紹介。もともとの飼い主は夫婦だったが、ロシア人の夫が新型コロナウイルスによって死去。未亡人となった女性が飼っていたが、その家にロシア南部チェチェン共和国出身の兵士が装甲車で兵を民家の塀を破壊して侵入。未亡人を殺害したそうで、竹山は「なんで殺さないといけない?」と憤った。

 秋田犬は家の前でずっと、もう帰ることのない飼い主の帰りを待っており、宮嶋氏は「かなり可哀そうな、悲惨な話」とコメント。噂を聞きつけて心配した人が訪れても、秋田犬は吠えることも食料を口にすることもなかったそう。最終的には内務省の副大臣のツテで新しい飼い主が見つかったという。

 「このワンちゃんはもしかして、飼い主だったお母さんの一番キツいところとかを全部見たり聞いたり、もしかしたら殴られたかもしれない」と竹山がコメントすると、宮嶋氏は「見たんでしょうね。そのときは吠えたんでしょうね。力及ばずというところで後悔の念なんでしょうね」と、秋田犬の無念を推察。竹山は「ひどい話ですね……」と漏らしていた。

カンニング竹山の土曜The NIGHT
カンニング竹山の土曜The NIGHT
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