5月30日にベルーナドームで行われたセ・パ交流戦、埼玉西武ライオンズ対阪神タイガースの一戦で、阪神の1番・近本光司が披露した驚異の俊足ぶりが、ネット上の野球ファンの間で話題となっている。

【映像】阪神・近本、激レアプレー「2者連続三塁打」の口火を切る一撃
この試合の1回表・阪神の攻撃で、先頭打者として打席に入った近本は、西武先発・與座海人の投じた初球、内角のストレートを狙い済ました様子でフルスイング。打球はライトスタンド目掛けて高速で伸び続け、フェンスダイレクトとなる三塁打となったが、この際、近本は早い打球であったにもかかわらず、悠々三塁へ。西武外野陣がクッションボールの処理にややもたついた感はあったものの、デビューイヤーの2019年に36盗塁で盗塁王、翌2020年にも31盗塁で二年連続盗塁王に輝いた実績を誇る自慢の足をパ・リーグファンにも印象づけることとなった。近本にとってこの一打は、今季7本目の三塁打となり、セ・リーグの打者の中では単独トップ。2019年にもシーズン7本で最多三塁打をマークしているが、今季はその数に早くも並んだ形だ。