まさに電光石火。絶対王者の大逆転勝利に、周囲は騒然となった。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2023」本戦トーナメント2回戦・第4試合、チーム藤井とチーム斎藤の対戦が9月2日に放送された。両軍1勝1敗で迎えた第3局は、藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、21)と斎藤慎太郎八段(30)によるリーダー対決が実現。終始斎藤八段のペースで進行していたが、藤井竜王・名人が終盤の一瞬の隙を突き大逆転勝利を飾った。あまりに鮮やかな勝利に、藤井竜王・名人のチームメイトで兄弟子の齊藤裕也四段(26)は「同じチームで良かった…」と苦笑いを浮かべずにはいられなかった。