千秋楽で十両の取組の土俵に上がった幕下力士のただならぬ“異変”にファン騒然となる一幕があった。
幕下四枚目・上戸(立浪)が十両十枚目・宮乃風(中村)をはたき込んで3勝目を挙げた一番でのこと。
取組前、上戸が土俵に上がると“異変”を察知したファンがざわついた。左目はどす黒く腫れ、その視界は塞がっているようにさえ見える。そのことに気づいたファンからは「すごい顔になってる」「目どうした?」「眼窩底骨折だろ」「痛々しくて心配になる」と反響が相次いだ。
じつは上戸、十三日目の幕下十一枚目・鳴滝(伊勢ノ海)との取組で鳴滝の頭部が顔面を直撃し、フラフラになって押し出され、顔を押さえこむアクシデントに見舞われていた。
しかし上戸は千秋楽で意地を見せる。格上である十両の宮乃風に正面から当たると、圧力で体勢を崩した宮乃風をすぐさまはたき込んで3勝目を挙げた。一方、敗れた宮乃風は元気なく12敗目を喫した。
上戸の鬼気迫る取組に対して「すごい根性」「無事で終えてよかった」といった称賛と安堵の声。さらに「まじで病院行って」など心配の声も聞かれていた。(ABEMA/大相撲チャンネル)
この記事の画像一覧2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗



