横綱・大の里(二所ノ関)が、横綱・豊昇龍(立浪)との優勝決定戦を制し、2場所ぶり5度目の幕内優勝を決めた。なお、大の里が横綱として賜杯を抱いたのは今回が初めて。
相撲ファンから大きな注目が集まった大相撲秋場所・千秋楽の結びの一番。1敗の大の里が勝てばそのまま優勝、2敗の豊昇龍が勝てば、両横綱による優勝決定戦で賜杯の行方を決するという展開だった。過去の対戦成績は豊昇龍が6勝2敗と勝ち越していて、ここ最近は3連勝中。大の里にとっては難儀な相手だろう。
迎えた迎えた結びの一番で、大の里は豊昇龍に押し出され、黒星を喫した。このまま豊昇龍の勢いが勝るか、大の里が意地を見せるかーー。注目が集まる中で行われた優勝決定戦で大の里は、豊昇龍を撃破した。物言いがついたが、大の里がそのまま優勝となった。なお、千秋楽の横綱同士の対戦で優勝が決まるのは、2020年春場所の白鵬―鶴竜以来となった。
大の里は十四日目、対戦するはずだった大関・琴櫻(佐渡ヶ嶽)が休場。この不戦勝が今年の60勝目となり、初の年間最多勝も確定した。1年を納めくくる九州場所を待たずに年間最多勝が決まるのは、2021年の横綱・照ノ富士以来となった。
■東横綱・大の里 プロフィール
所属部屋:二所ノ関
本名:中村 泰輝
生年月日:平成12年6月7日(25歳)
出身地:石川県河北郡津幡町
身長:192.0センチ
体重:187.0キロ
得意技:突き・押し・右四つ・寄り
(ABEMA/大相撲チャンネル)
2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗



