社会学者で元アイドルプロデューサーの濱野智史氏がAbemaTVの『千原ジュニアのキング・オブ・ディベート』(1月28日放送)に出演、自身のアイドル論を語った。
 セクハラ・パワハラや給料問題など、アイドルの労働環境が話題になる昨今。"アイドルのココが心配"という質問に濱野氏は「2年ぐらいプロデューサーをやってたんですけど、辛かったんですよね…」と語り始めた。
 AKB48グループや地下アイドルの現場に潜り込み、「俺の方がもっといいグループを作れると思っていた」と話す濱野氏だが、いざ始めて見ると、音楽業界の壁にぶつかったという。「CDデビューが決定的にダメで…」と言葉を選びながら説明。「色々言えないこともあるんですけど、一言でいえば音楽業界の歪み。言っときますけど、今、CDなんてどこの国も出していないですから。日本だけなぜかレコード会社が存在しCDをリリースしてる。メンバーに何も給料が払えず、外から来る仕事だけお給料を払うという形でやっていたんですけど…」と悔しそうな表情を浮かべた。