敗れてなお、麻雀プロとしての意識の高さを見せつけた。プロ麻雀リーグ「Mリーグ」のレギュラーシーズンが2月12日、全140試合を終了し、ファイナルシリーズに進出する4チームが確定した。7チーム21人の中で、抜群の知名度を誇る萩原聖人(連盟)が所属したTEAM雷電は、一時はファイナル圏内に食い込んだものの、結果的には7位で初年度を終えることになった。13日に行われた会見前の取材で、チームメイトの黒沢咲(連盟)と対応した瀬戸熊直樹(連盟)は「僕がA級戦犯になったのは間違いない」と語るとともに、「もっともっとバッシングを受けた方が、プロスポーツとして正当な世界かなと思った」と強く語った。全選手の中でも、とりわけ責任感が強いことで知られる瀬戸熊は、屈辱の最下位敗退を真正面から受け止めるどころか、さらなる試練を求めていた。