2017年2月25日は、K-1の歴史において大きな意味を持つ日になった。この日、代々木第二体育館で行なわれた初代ライト級(62.5kg)王者決定トーナメントを制したのはウェイ・ルイ。中国の選手である。中国の選手がK-1のチャンピオンになるのは、これが初めてのことだ。
すでにK-1で活躍中のユン・チーをして「自分の10倍強い」と言わしめるウェイの実力は、まさに本物だった。1回戦では粘り強い闘いで知られるKrush王者・佐々木大蔵をパンチでKO。準決勝ではクリスチャン・スペトゥクの猛攻を空転させ、高いディフェンス技術を披露した上で確実にポイントを稼いでノーダメージで勝ち上がった。