太古の時代から人々の夢だった“若返り”。それがいよいよ“秒読み段階”だとする研究結果が出た。
明らかになったのは、神戸医療産業都市推進機構のプロジェクトである「若返り」の研究結果。米ワシントン大医学部教授で同機構の客員上席研究員である今井眞一郎氏によると、人の血液中を流れる酵素「eNAMPT」がそのカギだという。
「加齢とともに、マウスでもヒトでもこの酵素(eNAMPT)が減ってしまう。それを遺伝的な操作によって、あるいは外から加えてやることによって、非常に顕著な老化を防ぐような作用が出る。さらに、マウスの場合は寿命が伸びるということがわかった」(今井教授)