小泉進次郎環境大臣は17日、福島県の4町長(大熊・双葉・富岡・楢葉)と会談し、2045年度までに、除染廃棄物等を一時保管する中間貯蔵施設から県外に運び出す方針を改めて強調した。
 会談後、記者から最終処分場の検討が進んでいない現状と見通しについて見解を聞かれた小泉環境大臣は「これは福島県民の皆さんとの約束だと思っています。その約束は守るためにあるものです。全力を尽くします」と回答。
 また、具体策について問われると「私の中で30年後ということを考えた時に、30年後の自分は何歳かなとあの発災直後から考えていました。だからこそ、私は健康でいられればその30年後の約束を守れるかどうかの節目を見届けることができる可能性がある政治家だと思います。だからこそ果たせる責任もあると思う」と自身の政治家としてのビジョンに触れ、「この30年の約束もその思いで、ライフワークだと言ってきたことをしっかり形にするために全力を尽くしたいと思います」と述べた。