15日に閉幕した、国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)。開催地となったスペイン・マドリードを目指し、今回もヨットで大西洋を横断したのが、スウェーデンの若き環境活動家、グレタ・トゥーンベリさん(16)だ。9月に開かれた国連の温暖化対策サミットでの演説が若者を中心に共感を呼び、その運動は世界中に広がった。
 まだ高校生のグレタさんの活動は、2018年8月にスウェーデン議会の前で行った気候のための学校のストライキに始まり、今年8月には二酸化炭素を排出する飛行機などの乗り物は使わないとして、英国から米国までヨットで大西洋を横断するなど、大きな注目を集めてきた。12月には、タイム誌「パーソン・オブ・ザ・イヤー」にも選出されている。