「命がけの無言のTikTok」 中国政府に抗議するウイグル人による決死の動画投稿を紹介
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 1日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、命を懸けてSNSで抗議活動をするウイグル人の実態が明かされた。

▶映像:ウイグル人女性"命がけ"で投稿されたTikTok動画を紹介(1時間1分頃~)

 番組では「中国のヤバい弾圧の全内幕ウイグル人が生告発」と題して、ゲストに日本ウイグル協会副会長のアフメット・レテプさんと、理事のハリマト・ローズさん、グリスタン・エズズさんをゲストに招き、メディアでも報道され始めた、中国によるウイグル自治区への弾圧について話を聞いた。

 番組内で竹山は「命がけの無言のTikTok」というタイトルの映像を観てほしいと発言。ウイグル自治区への弾圧を理由に各国から批判を受けた中国政府が、「収容しているウイグル人を釈放、解放した」と発表しているものの、「解放はウソだ」と抗議するウイグル人女性が「無言の抗議」としてアップロードした動画だという。

 中国では、インターネット上に中国政府を批判する内容を投稿するとすぐに見つかり、削除をされてしまうという。映像は家族と思われる人々の写真をバックに、今にも泣き出しそうな女性が無言でなにかを訴え続けているもので、それを観た出演者たちはしばし無言になった。

「命がけの無言のTikTok」 中国政府に抗議するウイグル人による決死の動画投稿を紹介
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 アフメットさんは「(国外にいる)私たちは(中国の発表を)『ウソだ』と言えるんですけれども、現地の人は口にもできないし、文字に書くこともできない。すぐに閲覧に引っ掛かって即座に連れていかれるから。この動画もしばらく経ってから見つかって全部削除されて、この人たちが無事かも今は確認できない」と、現状を説明した。

 また「そのときに彼らの思いついた唯一の抗議手段として、一瞬にして大量に投稿されたんです。そのあとに削除されたんですけど『これしか抗議の方法がない』という風に追い込まれている。自分が見つかる、捕まるということを覚悟の上で(やっている)」と、命がけの行為であると語った。

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