将棋の名人戦七番勝負第6局が行われ、渡辺明二冠(36)が豊島将之名人(竜王、30)を下し、シリーズ成績4勝2敗で新名人となった。2000年4月に史上4人目の中学生棋士としてプロデビューを果たしてから20年あまり。順位戦A級への昇級から10年以上かけての初挑戦・初獲得に「縁がないと思っていた」と赤裸々な思いを会見で明かした。また、藤井聡太棋聖(18)を筆頭に、これからさらに激化する世代闘争については「40歳の時にどれだけ持ちこたえられるか」とも述べた。会見の主な質疑応答は以下のとおり。