「朝起きてから全身のけだるさと調子がよくないなというのがわかって、夕方過ぎくらいから熱も上がってきた感じがしました」
新型コロナウイルスの初期症状についてこう話すのは、先週PCR検査で陽性が判明した、NHKから国民を守る党の“ゆづか姫”こと新藤加菜氏。体調の異変を感じてから1週間ほど経った今の状況について、『ABEMAヒルズ』の取材に答えた。
「熱も下がって、つらさや倦怠感というものはなくなってきています。ただ味覚と嗅覚がない、あるいはないに近しいくらい弱まっていて。この症状が3~4日前から続いていますね。全体的に体調が落ち着いた後に味覚嗅覚がなくなったので、一難去ってまた一難という感じです」
新藤氏は発症前、党の役員会などに参加するため参議院会館にも出入りしていた。新藤氏と同じ部屋で過ごした立花党首は14日、PCR検査の結果を報告。自身や上杉幹事長など、党の関係者は全員陰性だったという。
「コロナウイルスが何よりいけないということはわかっていても、式典や皆さんの活動に大なり小なり影響を与えた、迷惑をかけてしまった点について申し訳ない気持ちはあります。一方で、迷惑をかけてごめんなさい、申し訳ないですということを伝えた時、(立花党首から)『新藤さんは何も悪くないからね。悪いのはコロナであって、みんなかかる可能性がある病気なんだから心配しないでね』と言ってくれたのがありがたかったです」
新型コロナ陽性者となったことで感じた、症状のつらさや迷惑をかけたという気持ち。さらに、新藤氏に追い打ちをかけているのが陽性となったことに対するバッシングだったという。
「肉体的にしんどい、つらいという中で、『コロナにかかってざまぁみろ』といった、ただ私のことが嫌いな人やN国アンチのような人の心ない言葉は単純に傷つきます。私を媒介として感染させてしまっているかもしれないという不安がある中で、関係のない第三者からとはいえ『迷惑をかけている』みたいに言われると、悪気があったわけじゃないのになって」
新藤氏に限らず、感染が判明した芸能人への批判の声も相次いでいる。
「かかった人に対する誹謗中傷はあってはならないことだと思います。発症した後、自覚症状がありながらマスクをしないとか感染対策を怠るのは非難されてしかるべきだと思いますけど、ウイルスが悪いんだ、人間が悪いわけではないんだというところは、皆さんもう一度改めて考え直してほしいです」
“新型コロナ陽性”の当事者として過ごした日々を振り返って、新藤氏がいま訴えたいこととは。
「これから秋冬になって、風邪だったりインフルエンザが流行りやすい、ウイルスが蔓延しやすい時期に差し掛かってくると、(コロナへの感染者は)今以上に増えてくるんじゃないかなと思っています。今後感染するリスクはどんなに対策していてもゼロではないと思うので、改めて認識していただけたらいいのかなと思います」
(ABEMA/『ABEMAヒルズ』より)