「3密チェッカー」を19歳学生が開発し話題 「COCOAの機能では対策のしようがない」
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 自分がどれくらい密閉・密集・密接、いわゆる3密の環境にいるのか。気を付けていても気づいていない場面もあるのではないだろうか。それを判定してくれるアプリが今大きな話題となっている。その名も「3密チェッカー」(現在Androidのみ対応)だ。

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 近くにある携帯が飛ばす電波をキャッチし、「密接」や「密集」を測定。周囲の騒音レベルから「密閉」まで測る。1密以上の場所にいるとアプリが判定すると、密を避ける行動を促すメッセージが表示される。さらに3密測定以外にも、政府が提供する新型コロナウイルスの接触確認アプリ「COCOA」を周囲の人がインストールしているかなども表示することができる。

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 COCOAの補完アプリとしても大きな期待がかかる中、ネット上では実際に使ってみた感想として、「3密チェッカーよさげ!」「このアプリ、不安解消にいいね」「3密チェッカーで通勤電車の中を測定してみました。騒音は置いておくとしても、そこまで混んでないのに密判定なんですね。COCOAインストール率も低いってことも分かります」などのツイートがされている。

 大反響のこのアプリを作ったのは坂井田逸斗さん、なんと19歳、学生だ。去年行われたアプリ甲子園で入賞したその実力を生かし、わずか2週間で作り上げたという。

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 「COCOAでできることは、陽性者とすれ違ったかどうかを確認することのみです。他にも感染する可能性がある原因は多くあるのに、この機能では対策のしようがないと思いました。なので、事前に状態を知ることができれば、自分の行動を変えて予防措置をとることができると考え、すれちがい・密接人数の表示機能や時間帯ごとの危険度グラフの表示機能などを搭載するアプリがあったらいいと思い、開発を進めました」(坂井田さん)

 「3密チェッカー」について、『ラブひな』などが代表作の漫画家で日本漫画家協会常務理事の赤松健氏は「19歳が2週間でというのはすごい。私が高校生の時にゲームを作った時は半年以上かかった。アプリはGoogleとかによる審査もあって大変」と感心する。

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 また、才能ある若者が出てきたことについて、「漫画業界も若い人たちがどんどんヒット作をつくって発展しているので、そうやって若い人たちが実験的なアプリを切磋琢磨してつくっていくのはいいことだと思う」と述べた。

 さらに、政府のアプリCOCOAについて聞いた話があるそうで、「セキュリティ面を気にして入れない人が多いようだが、先月に自民党の先生方と打ち合わせをしたら『セキュリティだけはすごい』と。ただ、『陽性になっても登録する人が少ないのが残念だ』と言っていた」と課題に触れた。

ABEMA/『ABEMAヒルズ』より)

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