「死ぬ一週間ほど前にも顔がパンパンに腫れて、脳出血で…」当事者が明かす“トー横惨劇”の闇 関口容疑者の“恨み”には「恨みとか嘘。因縁つけてイキってるだけ」
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 先週日曜日、新宿歌舞伎町にあるビルの屋上で、氏家彰さん(43)に暴行を加え、死亡させた疑いで関口寿喜容疑者(26)、亀谷蒼容疑者(24)、少年2人が逮捕された。4人に共通するのは“トー横”という言葉。歌舞伎町のTOHOシネマズの横の広場をそのようにいい、4人はそこにたむろしていた若者たちだ。

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 関口容疑者が逮捕されるおよそ1カ月前、ABEMAABEMA的ニュースショー』のカメラが「歌舞伎町24時」という取材の最中に関口容疑者の姿を捉えていた。取材を求められた関口容疑者は「あ、そうですね。すいません」と述べると「自分 清掃団体のものなんですわ。話の内容によっては私が出ますよ。あまり子どもの取材はさせたくない」と続け、さらに「あ、あきら氏がいれば良かったな」と、今回の被害者である氏家彰さんの名前が飛び出していた。

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 被害者の氏家彰さんと関口容疑者らは一体、どのような関係だったのか。現場で取材にあたった元埼玉県警捜査一課の刑事である佐々木成三氏は「被疑者と被害者の関係性。そして、被疑者同士の関係性が全く解明されていない事件」と述べると取材を開始。

「関口何とかって出ていたいね。ここでは“のぼる”で通ってる」「リーダーではないが、彼は飯食えない子に弁当を買ってあげたり、そういうことしか知らなかったから逆に驚いた」

 関口容疑者、当事者を知る人物はそのように語った。今年の初め頃にトー横広場へやってきた関口容疑者は、話を聞く限り、一部の人には慕われていた様子もうかがえる。

 一方、被害者である氏家さんのことを知るトー横広場で清掃活動をしたり、食料を配布したりしているハウルさんは「彼もひと月前にこの広場に来た。ホームレスの状態だから食べるものが無い。おにぎりとか作ってくるんですよ。私が持ってきたら(氏家さんが)『ひとつもらっていいですか』と言ったり」と氏家さんとの思い出を振り返った。

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 およそ1カ月前、関口容疑者と氏家さんが出会った。トー横広場に集まっているのは、家庭内で親からのDV、不登校になり救いを求めている少年少女、そして職を失った若者たちやホームレスたちだ。

 関口容疑者は「私は知りません」と供述。亀谷容疑者は「現場にはいたが自分以外の者が暴行していた」と容疑を否認。少年Aは「死んでしまうほど何度も蹴ったりはしていません」、少年Bは「その場にいたけれども手は出していません」などと供述し、全員が容疑を否認している。

 また関口容疑者らは被害者の氏家さんに対して「恨みを持っていた」と話している。主犯4人をよく知り、被害者とも厚意にしていたというえいとさん(26)さんは、事件のきっかけとされるトラブルについて「肩がぶつかった。それだけ。おもちゃにしてたんでしょ。恨みとか嘘。因縁つけてイキってるだけ」と話した。

 一方、りゅうさん(21)も「関口君の携帯のSIMカードを預かって失くしてしまい…失くしたから25万円を3日で持って来いと言われたから、とりあえず身を隠した」と明かせば、えいとさんも「一番大きい顔をしているのは(4日に新宿署に出頭して逮捕された亀谷)蒼だよ」と述べ、近くにいた亀谷容疑者の元彼女とされた女性を紹介。

 亀谷容疑者の元彼女とされる21歳の女性は「最初から最後まで金目当てで近づかれて、生活費を出したり…(結婚しようと言われ)信じちゃうじゃないですか、実家にも来てるし」など亀谷容疑者との関係を告白した。

 取材時は逃走中だった亀谷容疑者は高知県出身、この女性は4カ月前にトー横で出会い交際に発展。「どこにいるか知らない?」との問いには「わからないです。電話の電源も切れているみたいです。私の契約した携帯だから困る。お金は今も私が払っています。殴るのはやめてほしいなって思ってた。全国に指名手配されて、その前に自首してほしかった」と本音を漏らした。

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 被害者の氏家さんが絡む事件は以前にもあったという。そのことについて前出のりゅうさんは「死ぬ一週間ほど前に、顔がパンパンに腫れて、脳出血で入院したが事件にはならなかった」と明かす。氏家さんは死の一週間前にも公園で暴行被害に遭い、救急車で病院に搬送されていたという。

 事件直後、氏家さんと親交のあったトー横広場の若者たちが、お参りに。えいとさんはトー横広場の実態について「広場にいる奴って、金あるやつが金ないやつにおごって、金ない子たちが、金持ってるときにおごってあげる。循環している。恩返しにおごってあげるという優しい世界なんだよ」と話した。

 取材を行った佐々木氏は「トー横キッズという人たちが関わっていないということなんですが、結果、あの広場に集まっている人たちがみんな関係者。加害者、目撃者、被害者も。そうなってくると、広場に集まってくる子たちが何の目的もなく集まってきて、色々な同調圧力に屈してしまって犯罪に巻き込まれたりとか、犯罪をしてしまうというメカニズムが多くあると感じた。目的もなくあそこにいると、あそこの価値観に流されてしまって被害に遭ったり、加害者にもなる」と私見を述べると、氏家さんが死の一週間前に暴行を受けていたことについては「(被害届を出さなかったのは)やはり居場所。彼にとってのアイデンティティ。実際に話を聞いた子も、顔が腫れるくらい殴られているのに戻ってきている。戻ってきたときにまた殴られるという。実際にあの場から離れようという意識が無い。殴られてもあそこに戻りたいという気持ちがある。居場所何だろうとは感じた」と問題の根深さを指摘した。(ABEMA『ABEMA的ニュースショー』)

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