<大相撲一月場所>◇六日目◇14日◇東京・両国国技館
 横綱・照ノ富士(伊勢ヶ濱)の連勝記録が23でストップ。前頭三枚目・玉鷲(片男波)が金星を挙げた。
 結びの一番で波乱が起きた。37歳、休場知らずの鉄人・玉鷲は3場所連続優勝に向けて順調に白星を重ねる照ノ富士を突き落としで下した。照ノ富士は玉鷲ののど輪に後退。何とか残そうとするも、最後は土俵に手をつけてしまった。玉鷲は4勝目を挙げた。
 この取り組みを受け、ABEMAで実況を務めた田中大貴アナウンサーが「玉鷲が下から突き上げていったことで、横綱が慌てたのでしょうか?」と聞くと、解説を務めていた元・天鎧鵬の音羽山親方は「そうだと思います。のど輪のところで、玉鷲は攻める、攻めるといった感じでしたけど、その後タイミング良く引いて、横綱が揺らいだところを叩き込んだ感じじゃないでしょうか」と返していた。