プロ麻雀界でも指折りの実力者にして人気選手であるKOANMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)は、あまり目立つことを好まない。「団体戦だけど個人戦」と表現されることもあるMリーグにあって、チーム最優先という姿勢は少しも動かない。「個人ポイントのためにわがままに打つのは、あんまりやりたくないですね」と、タイトル争いにも興味がない。エースでなくてもいい。2番手、3番手でもチームに貢献できればという献身的なプレーに徹する滝沢だが、活躍する度にまた各チームのエース級をしのぐほど、光を放ち始める。