2014FIFAワールドカップブラジル(ブラジルW杯)の優勝国、試合日程・結果、グループ組み合わせ、対戦カード、サッカー日本代表の成績について紹介します。

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目次

  • ワールドカップ2014 大会概要
  • ワールドカップ2014 大会日程・結果
  • 日本代表の結果・順位は?

ワールドカップ2014 大会概要

大会正式名

 「2014FIFAワールドカップブラジル」です。

開催国

 ブラジルで開催されました。試合は、ベロオリゾンテ、ブラジリア、クイアバ、クリチバ、フォルタレザ、マナウス、ナタール、ポルト・アレグレ、レシフェ、リオデジャネイロ、サルヴァドール、サンパウロの12都市で行われました。

開催期間

 2014年6月12日から7月13日にわたって行われました。

概要

 W杯初出場はボスニア・ヘルツェゴビナのみで、過去のワールドカップの優勝国であるウルグアイ、イタリア、ドイツ、ブラジル、イングランド、アルゼンチン、フランス、スペインの8カ国はすべて出場しました。12都市12会場で行われました。

 ワールドカップ初のゴール機械判定が導入​​されました。2012年7月5日、スイス・チューリッヒの国際サッカー連盟(FIFA)本部で行われたサッカーのルールを決める機関である国際サッカー評議会(IFAB)特別会合において、満場一致で「ホークアイ(Hawk-Eye)システム」と「ゴールレフ(GoalRef)」の両方のゴール機械判定技術(ゴールライン・テクノロジー、略称GLT)採用を決定しました。FIFA主催の大会では、日本開催のFIFAクラブワールドカップ2012で初めて採用され、2012年12月6日、横浜国際総合競技場で行われた大会の開幕戦、サンフレッチェ広島対オークランド・シティ戦で、史上初めて公式戦でGLTの1つ、ゴールレフが使用されました。

 FIFA主催の大会では、FIFAコンフェデレーションズカップ2013、FIFAクラブワールドカップ2013、そして今大会である2014 FIFAワールドカップで、GLTとしては4番目に認可された独企業の「ゴールコントロール4D(GoalControl-4D)」を採用しました。全12会場に設置した費用は、スタジアム1カ所当たり推定26万米ドル(約2548万円)で、運用費用は1試合当たり4,000米ドル(約39万2000円)以下です。

 今大会の優勝はドイツ、準優勝がアルゼンチン、3位はブラジルを破ったオランダとなりました。大会MVP(ゴールデンボール)はアルゼンチン代表のリオネル・メッシ選手、シルバーボールはドイツ代表のトーマス・ミュラー選手、ブロンズボールはオランダ代表のアリエン・ロッベン選手が受賞しました。大会得点王(ゴールデンブーツ)はコロンビア代表のハメス・ロドリゲス選手が、最優秀GK(ゴールデングローブ)はドイツ代表のマヌエル・ノイアー選手が、最優秀若手選手賞はフランス代表のポール・ポグバ選手がそれぞれ受賞しました。

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ワールドカップ2014 大会日程・結果

順位 国名
1位 ドイツ(4回目)
2位 アルゼンチン
3位 オランダ
4位 ブラジル

優勝はドイツ

 ワールドカップ2014で優勝したのはドイツ代表です。ドイツはワールドカップ2002の日韓大会以来3大会ぶり8度目の決勝進出で、通算4度目、東西統一後としては初めてとなる優勝でした。ドイツはワールドカップ1990の優勝以後、6大会連続でベスト8以上の成績を残しているにも関わらず、優勝には手が届かなかったため、悲願の優勝となりました。

 伝統の堅守とボールを長く保持しながら細かくパスをつなぎ、縦に速い攻撃的なサッカーで大会を制したドイツ代表の優勝は、UEFAチャンピオンズリーグにおける各国の成績が反映される形となりました。特に、アルゼンチン代表と対した決勝戦の延長戦では、ピッチに立った11人のうち7人が、UEFAチャンピオンズリーグで優勝を含む3年連続4強入りしたバイエルン・ミュンヘンの所属選手で占められ、国内に強豪クラブを持つ代表チームの強さが色濃く出た大会となりました。

​​  ドイツはヨーロッパ予選のグループCで、ワールドカップ11回出場のスウェーデンと同組になりながらも無敗(9勝1引き分け)で本大会出場を決めました。本大会ではグループGに入り、初戦のポルトガル戦ではワールドカップ2010の得点王のFWトーマス・ミュラー選手のハットトリックで快勝、2戦目のガーナ戦では一度は勝ち越しを許したものの、途中出場のFWミロスラフ・クローゼ選手がロナウド選手(ブラジル)のワールドカップ記録に並ぶ通算15得点目を挙げて追いつき引き分けに持ち込みました。アメリカと対戦した3試合目も押し気味に試合を進めて1-0で勝利、3試合を終えて2勝1引き分けでノックアウトステージ進出を決めました。

 ノックアウトステージ1回戦のアルジェリア戦では前半に押し込まれながらも後半に入ってから盛り返して延長戦に持ち込み、FWアンドレ・シュールレ選手とMFメスト・エジル選手のゴールで勝利。準々決勝ではフランスと対戦し、緊迫した試合展開のなかで、DFマッツ・フンメルス選手が序盤に挙げた1点を守り切って勝利しました。

 準決勝ではFWネイマール選手を準々決勝の怪我で、DFチアゴ・シウバ選手を累積警告による出場停止で欠く開催国ブラジルを相手に7-1と歴史的スコアで勝利しました。

 決勝戦は、ドイツがボールを多く支配する展開となりましたが、守備を固めるアルゼンチンの前になかなか決定的なチャンスを作ることができず、逆にアルゼンチンもカウンターを仕掛けながらもGKマヌエル・ノイアーを中心としたドイツの守備陣に阻まれるという展開が続​​​き、前半は両チーム無得点で終了しました。

 後半に入り、メッシ選手を中心に攻撃を仕掛けるアルゼンチンが徐々に攻勢を強めていきますが、ラストパスが噛み合わずゴールにはつながりません。一方のドイツも終盤に盛り返しつつも決定機を生み出せないまま、スコアレスで試合は延長戦へ​​。

 延長は両チーム共に何度か決定機を作り出しましたが、両チームのGKの好守もあり得点には至らず。しかし迎えた延長後半8分、左サイドをドリブルで駆け上がった途中出場のFWアンドレ・シュールレ選手のクロスを、同じく途中出場のMFマリオ・ゲッツェ選手が胸でコントロールし、そのままボレーシュート。これがゴールに突き刺さり、ドイツが待望の先制点を挙げます。終了間際には、アルゼンチンがゴール前でFKのチャンスを獲得しましたが、メッシ選手のキックは大きく枠外へ。その直後、試合終了のホイッスルが鳴り響き、ドイツが24年ぶり(6大会ぶり)、東西統一後初の優勝を飾りました。

準優勝はアルゼンチン

 ワールドカップ2014の準優勝はアルゼンチンです。南米予選を首位で突破したアルゼンチンは、本大会ではグループFに入り、初戦のボスニア・ヘルツェゴビナ戦に2-1で勝利し、2戦目のイラン戦では、堅守に苦しめられながらも後半アディショナルタイムのFWリオネル・メッシ選手の得点で辛くも勝利、1戦を残してノックアウトステージ進出を決めました。

 グループリーグ最終戦のナイジェリア戦では打ち合いを3-2で制し、3戦全勝でグループ1位通過を決めました。ノックアウトステージ1回戦ではスイスに対して最後まで決めきれず延長戦へ。しかし延長後半、FWアンヘル・ディ・マリア選手がゴールを挙げて勝利し、準々決勝へと駒を進めました。

 準々決勝はベルギーと対戦し、前半開始早々のFWゴンサロ・イグアイン選手のゴールを守り切り1-0で勝利を収め、24年ぶりとなる準決勝進出を決めました。準決勝では、試合直前に亡くなったアルフレッド・ディ・ステファノ氏を悼んで喪章をつけて臨みました。試合は2大会連続の決勝進出を目論むオランダを相手に、スコアレスドローのまま延長戦でも決着がつかずPK戦へ。そこでGKセルヒオ・ロメロ選手が2本のシュートを止める活躍を見せ、決勝進出に大いに貢献しました。

 ​決勝ではドイツを相手に互角の戦いを見せたものの、延長後半に失点を喫して準優勝となりました。

3位はオランダ

 ワールドカップ2014で3位となったのは、開催国のブラジルを倒したオランダ代表です。オランダ代表は、ワールドカップ1974、ワールドカップ1978、ワールドカップ2010の3大会で準優勝を経験している強豪チームです。

 3大会連続10回目の出場となったワールドカップ2014は、名将ルイ・ファン・ハール監督の下、ロビン・ファン・ペルシ選手が主将を務め、アリエン・ロッベン選手、ヴェスレイ・スナイデル選手、ダレイ・ブリント選手などが名を連ねました。

 ワールドカップ2010の準優勝超えに期待がかかる中、グループステージ初戦では決勝で敗れたスペイン代表と対戦。前回大会の借りを返すような5-1の快勝で勢いに乗ると、オーストラリア代表には3-2、チリ代表には2-0で勝利して、グループ首位突破を決めました。

 決勝トーナメントのラウンド16ではメキシコ代表と対戦。1-1で迎えた後半のアディショナルタイムにクラース・ヤン・フンテラール選手のゴールが決まって勝利しました。コスタリカとの準々決勝は、0-0のまま120分で決着がつかずにPK戦に突入。オランダ代表が4人全員が成功したのに対して、コスタリカ代表は2人が失敗し、4-3で勝利しました。

 準決勝ではアルゼンチン代表と対戦しました。準々決勝と同様に、オランダ代表はゴールを奪えずに120分を戦い終えてPK戦へ。しかし2-4で敗れて決勝進出を逃しました。3位決定戦ではドイツ代表に敗れたブラジル代表と対戦しました。開始3分にファン・ペルシ選手のPKから先制すると、17分にはブリント選手が追加点を奪います。さらに後半アディショナルタイムにはジョルジニオ・ワイナルドゥム選手のゴールも決まり、3-0で勝利して世界3位となりました。

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ワールドカップ2014 決勝

日時 対戦カード
2014年7月13日 ドイツ 1-0 アルゼンチン

ワールドカップ2014 3位決定戦

日時 対戦カード
2014年7月12日 ブラジル 0-3 オランダ

ワールドカップ2014 準決勝

日時 対戦カード
2014年7月8日 ブラジル 1-7 ドイツ
2014年7月9日 オランダ 0-0(延長:PK戦2-4) アルゼンチン

ワールドカップ2014 準々決勝

日時 対戦カード
2014年7月4日 ブラジル 2-1 コロンビア
2014年7月4日 フランス 0-1 ドイツ
2014年7月5日 オランダ 0-0(延長:PK戦4-3) コスタリカ
2014年7月5日 アルゼンチン 1-0 ベルギー

ワールドカップ2014 ラウンド16

日時 対戦カード
2014年6月28日 ブラジル 1-1(延長:PK戦3-2) チリ
2014年6月28日 コロンビア 2-0 ウルグアイ
2014年6月29日 オランダ 2-1 メキシコ
2014年6月29日 コスタリカ 1-1(延長:PK戦5-3) ギリシャ
2014年6月30日 フランス 2-0 ナイジェリア
2014年6月30日 ドイツ 2-1(延長) アルジェリア
2014年7月1日 アルゼンチン 1-0(延長) スイス
2014年7月1日 ベルギー 2-1(延長) アメリカ

ワールドカップ2014 グループA

順位 チーム
1 ブラジル 2 1 0 +5 7
2 メキシコ 2 1 0 +3 7
3 クロアチア 1 0 2 0 3
4 カメルーン 0 0 3 -8 0
日時 対戦カード
2014年6月12日 ブラジル 3-1 クロアチア
2014年6月13日 メキシコ 1-0 カメルーン
2014年6月17日 ブラジル 0-0 メキシコ
2014年6月18日 カメルーン 0-4 クロアチア
2014年6月23日 カメルーン 1-4 ブラジル
2014年6月23日 クロアチア 1-3 メキシコ

ワールドカップ2014 グループB

順位 チーム
1 オランダ 3 0 0 +7 9
2 チリ 2 0 1 +2 6
3 スペイン 1 0 2 -3 3
4 オーストラリア 0 0 3 -6 0
日時 対戦カード
2014年6月13日 スペイン 1-5 オランダ
2014年6月13日 チリ 3-1 オーストラリア
2014年6月18日 スペイン 0-2 チリ
2014年6月18日 オーストラリア 2-3 オランダ
2014年6月23日 オーストラリア 0-3 スペイン
2014年6月23日 オランダ 2-0 チリ

ワールドカップ2014 グループC

順位 チーム
1 コロンビア 3 0 0 +7 9
2 ギリシャ 1 1 1 -2 4
3 コートジボワール 1 0 2 -1 3
4 日本 0 1 2 -4 1
日時 対戦カード
2014年6月14日 コロンビア 3-0 ギリシャ
2014年6月14日 コートジボワール 2-1 日本
2014年6月19日 コロンビア 2-1 コートジボワール
2014年6月19日 日本 0-0 ギリシャ
2014年6月24日 日本 1-4 コロンビア
2014年6月24日 ギリシャ 2-1 コートジボワール

ワールドカップ2014 グループD

順位 チーム
1 コスタリカ 2 1 0 +3 7
2 ウルグアイ 2 0 1 0 6
3 イタリア 1 0 2 -1 3
4 イングランド 0 1 2 -2 1
日時 対戦カード
2014年6月14日 ウルグアイ 1-3 コスタリカ
2014年6月14日 イングランド 1-2 イタリア
2014年6月19日 ウルグアイ 2-1 イングランド
2014年6月20日 イタリア 0-1 コスタリカ
2014年6月24日 イタリア 0-1 ウルグアイ
2014年6月24日 コスタリカ 0-0 イングランド

ワールドカップ2014 グループE

順位 チーム
1 フランス 2 1 0 +6 7
2 スイス 2 0 1 +1 6
3 エクアドル 1 1 1 0 4
4 ホンジュラス 0 0 3 -7 0
日時 対戦カード
2014年6月15日 スイス 2-1 エクアドル
2014年6月15日 フランス 3-0 ホンジュラス
2014年6月20日 スイス 2-5 フランス
2014年6月20日 ホンジュラス 1-2 エクアドル
2014年6月25日 ホンジュラス 0-3 スイス
2014年6月25日 エクアドル 0-0 フランス

ワールドカップ2014 グループF

順位 チーム
1 アルゼンチン 3 0 0 +3 9
2 ナイジェリア 1 1 1 0 4
3 ボズニア・ヘルツェゴビナ 1 0 2 0 3
4 イラン 0 1 2 -3 1
日時 対戦カード
2014年6月15日 アルゼンチン 2-1 ボスニア・ヘルツェゴビナ
2014年6月16日 イラン 0-0 ナイジェリア
2014年6月21日 アルゼンチン 1-0 イラン
2014年6月21日 ナイジェリア 1-0 ボスニア・ヘルツェゴビナ
2014年6月25日 ナイジェリア 2-3 アルゼンチン
2014年6月25日 ボスニア・ヘルツェゴビナ 3-1 イラン

ワールドカップ2014 グループG

順位 チーム
1 ドイツ 2 1 0 +5 7
2 アメリカ 1 1 1 0 4
3 ポルトガル 1 1 1 -3 4
4 ガーナ 0 1 2 -2 1
日時 対戦カード
2014年6月16日 ドイツ 4-0 ポルトガル
2014年6月16日 ガーナ 1-2 アメリカ
2014年6月21日 ドイツ 2-2 ガーナ
2014年6月22日 アメリカ 2-2 ポルトガル
2014年6月26日 アメリカ 0-1 ドイツ
2014年6月26日 ポルトガル 2-1 ガーナ

ワールドカップ2014 グループH

順位 チーム
1 ベルギー 3 0 0 +3 9
2 アルジェリア 1 1 1 +1 4
3 ロシア 0 2 1 -1 2
4 韓国 0 1 2 -3 1
日時 対戦カード
2014年6月17日 ベルギー 2-1 アルジェリア
2014年6月17日 ロシア 1-1 韓国
2014年6月22日 ベルギー 1-0 ロシア
2014年6月22日 韓国 2-4 アルジェリア
2014年6月26日 韓国 0-1 ベルギー
2014年6月26日 アルジェリア 1-1 ロシア

※表内の日時は全て現地時間

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日本代表の結果・順位は?

予選での日本の活躍

 アジア3次予選から登場した日本は、ウズベキスタン、朝鮮民主主義人民共和国、タジキスタンと同組のグループCに入り、3勝1分2敗の2位でアジア4次予選(最終予選)進出を決めました。

 最終予選は3次予選の各組上位2チーム、計10チームを5チームずつ2組に分け、各組でホーム・アンド・アウェーの総当たり戦を行い、各組上位2チームが本大会出場権を得るレギュレーション。各組3位は5次予選(アジア地区プレーオフ)に進みます。

 日本は、オーストラリア、ヨルダン、オマーン、イラクと同組のグループBに入りました。ホームで行われた初戦のオマーンとの試合を、本田圭佑​​(ほんだ けいすけ)選手、前田遼一​​(まえだ りょういち)選手、岡崎慎司​​(おかざき しんじ)選手のゴールで3-0とし、順調なスタートを切ります。

 その後、ヨルダンとの試合を6-0で勝利し、続くオーストラリアとの試合は1-1の引き分けとなりますが、イラク、オマーンに勝利し2連勝。その後、アウェイで行われたヨルダンとの試合は1-2で破れ、オーストラリアとの再戦はまたしても1-1の引き分けに終わりつつも、イラクとの最終戦に1-0で勝利し、5勝2分1敗のグループ1位で、5大会連続5度目のW杯出場を決めました。

本大会での日本の活躍

 本大会では、欧州予選グループEを首位で突破したポーランド、アフリカ予選グループDを首位で通過したセネガル、南米予選を4位で通過したコロンビアと同組のグループHに入りました。FIFAランク61位の日本にとって、すべてが格上との対戦となりました。

​​  初戦はディディエ・ドログバ選手、ヤヤ・トゥーレ選手、サロモン・カルー選手ら世界的なタレントを擁するコートジボワールを相手に、日本は序盤からプレスが連動せずに引き気味になり、攻撃の生命線である香川真司​​(かがわ しんじ)選手、長友佑都​​(ながとも ゆうと)選手の左サイドを押し込まれてしまいます。

 しかし前半16分、スローインから繋いだボールを本田選手が素早くシュートし、目の覚めるような一撃で先制点を奪いました。後半17分、コートジボワールのエース、ドログバ選手が途中出場すると会場の空気が一変し、2分後に同点ゴール、さらに2分後には逆転ゴールを許しました。いずれもフリーになった右SBセルジュ・オーリエ選手からのクロスをヘディングで決められた失点でした。

 その後、FWを投入するも追いつくことはできず、ボール支配率(39%対61%)、シュート数(7本対21本)でも劣勢のまま、初戦を落としました。

 第2戦、日本は香川選手に代えて大久保嘉人​​(おおくぼ よしと)選手を先発で起用し、序盤から積極的に攻めていきました。前半38分、コンスタンティノス・カツラニス選手が2枚目のイエローカードで退場になると、ギリシャは引き分け(勝ち点1)狙いでゴール前を固め、後半は日本が敵陣でボールを支配する展開が続きました。

 後半23分、内田篤人​​(うちだ あつと)選手が絶好のクロスを送るも大久保選手のシュートはゴールマウスを捉えられず、攻めあぐねた日本は痛恨のスコアレスドローに終わりました。 

 第3戦のグループ最終戦はすでに2連勝で決勝トーナメント進出を決め、主力を温存しているコロンビアと対戦しました。日本がノックアウトステージに進出するためには、この試合に勝利した上で別会場でギリシャと対戦するコートジボワールが引き分け以下とならなければなりませんでした。

 試合は前半17分にPKを与えて失点しますが、終了間際に本田選手のクロスを岡崎選手が得意のダイビングヘッドで決めて同点に追いつきます。しかし後半、コロンビアは司令塔のハメス・ロドリゲス選手を投入すると、後半10分、37分のジャクソン・マルティネス選手のゴールをアシスト。44分にもハメス選手がゴールを決め、日本の望みを打ち砕きました。日本は1分け2敗、グループ最下位でブラジルを去ることになりました。

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