グループE突破のジャイアントキリング実現へ

4年前のワールドカップ・ロシア大会で、日本代表は決勝トーナメント1回戦でベルギー代表と伝説的な死闘を演じた。あれから4年、日本は再びベルギーと顔を合わせる可能性がある。

今回のカタール大会で日本はグループE、ベルギーはグループFに入っており、英『Squawka』は日本が2位でグループを通過した場合はベスト16でベルギーと再戦する可能性があると注目している。

グループFの顔ぶれはベルギー、カナダ、モロッコ、クロアチアの4チームだ。予想の難しいグループではあるが、経験値ではベルギーとクロアチアが上をいく。両チームが1位or2位でグループを突破してくる可能性は高い。前回大会ファイナリストのクロアチアが1位通過してくることも考えられるが、ベスト16で今度こそベルギーに勝ってほしいと考える日本のサポーターもいるはず。

日本がドイツ、スペイン、コスタリカと同居するグループEを首位通過する可能性は考えづらいところがあり、突破するなら2位通過となるだろう。ベルギーが首位通過してきた場合はベスト16での再戦だ。

その奇跡へ同メディアがカタール大会における日本代表の得点王候補と名指ししたのはFW南野拓実だ。

今季よりモナコでプレイする南野はフランスの地でややスロースタートとなっているが、やはり世界的注目度は高い。森保ジャパンの中心人物と考えられており、まずは27日に予定されているエクアドルとの親善試合でその証拠を見せてほしいところ。

さらに同メディアは注目のプレイヤーに鎌田大地、新進気鋭の若手として久保建英の名前も挙げている。全員が2列目の選手であり、ここが現日本代表のストロングポイントの1つと見られているのは間違いない。伊東純也や堂安律、三笘薫など、2列目の選手が得点を決めなければ日本のベスト16進出はない。

日本はこれまで3度ベスト16に入っているが、2大会続けてグループステージを突破したことはない。今回はその難解なミッションに挑むことになり、スペイン&ドイツ相手にサプライズを起こしてベスト16でベルギーを撃破するなんてシナリオが理想的だ。