27日、日本代表はドイツ・デュッセルドルフで『キリンチャレンジカップ2022』エクアドル代表戦に臨み、スコアレスドローに終わった。

 67分から南野拓実(リヴァプール)に代わってピッチに立った鎌田大地(フランクフルト)は、「ピッチが良くないのと、足元に入った時に深くアグレッシブにボールを取りに来ているイメージがあった。途中からだったし、変なボールの取られ方をすると自分自身の入りも難しくなると思ったので、相手に近くないところ、自分に優位性のあるポジション取りを考えていました。相手の1ボランチに対して、真ん中で受けるよりもサイドバックの方に行ってボールを受けたりを考えながらやっていました」と、積極的にボールを引き出す動きやサイドとの連動を試みた試合を振り返った。

 今シリーズではシステムを『4-2-3-1』を基本に臨んだ日本。鎌田は初戦のアメリカ戦でトップ下で先発し、先制点を挙げるなど好パフォーマンスも見せた。FIFAワールドカップカタール2022のメンバー発表前最後の合宿となり、選出されれば自身初のW杯出場となるが、「これは嘘なしなんですが、W杯に向けて今シーズンやっているわけではないですし、リーグ戦、チャンピオンズリーグ、カップ戦と連戦で毎週2試合ある。毎試合いいパフォーマンスを出さないと、スタメンも確約されているわけではないし、自分の価値を落とすだけなので、目の前の試合でいいプレーをし続けることが自分にとって大事です。それがコンディションにもつながるし、代表にもつながってくると思うので。今やっているレベルでしっかり結果が残せていれば、W杯だって考えていなくてもつながってくるので、しっかり結果を残せるようにしていきたい」と、フランクフルトで引き続き、自信の価値を証明することに集中すると話している。