「金が集まって、そこに選手が集まれば、基本的にはどんどん代謝、消費は早まっていく。昨日勝ってても、次はハードな奴と…って続いていく。ONEではここ3年くらい加速していて、何とか生き残っていたけど、そろそろしんどいというのは僕自身も感じていた。どこかで止めないと体が持たない」
 11月19日にシンガポールで開催されたONE Championship「ONE 163」でザイード・イザガクマエフ(ロシア)と対戦し、1ラウンドTKO負けを喫した青木真也。一夜明け、青木のもとを訪れると、青木はダメージが残った体をプールに浮かべていた。そして、プールから上がった青木は、昨日の敗戦を静かに振り返り始めた。