【WBC・準々決勝ラウンド】日本代表9-3イタリア(3月16日/東京ドーム)
 とにかく吠えまくった。エンゼルス・大谷翔平投手が「3番・投手」で先発出場し、投手として4回2/3を4安打1失点5奪三振と力投した。最速164キロのストレートに切れ味鋭いスライダーなど、持てる力を存分出し尽くしたが、何より印象的だったのは全71球のうち大半で聞こえてきた大谷の叫び声。満員の球場が静まる中、繰り返し大谷の声が響くという、不思議な空間が生まれていた。