【WBC・準決勝】日本代表6-5メキシコ(3月20日・日本時間21日/ローンデポ・パーク)
 普段はクールな男が、興奮を抑えきれなかった。「3番・DH」でスタメン出場したエンゼルス・大谷翔平投手が5打席で4打数2安打1四球と3度の出塁。特に4-5と1点を追う9回には先頭打者としてセンターにツーベースを放つと、自らヘルメットを飛ばして激走。二塁上でチームメイトを鼓舞すると、5番のヤクルト・村上宗隆内野手にサヨナラ2点タイムリーが飛び出した。歓喜の輪の中心で抱き合いながら飛び跳ねた大谷は、試合後のインタビューでも「最後まで諦めない気持ちでああいう形になったので、みんな素晴らしかったと思います」と興奮気味に話した。