将棋を深く研究しているからこそ、今後活躍する若手の才能も見出されるのだろう。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2023」のドラフト会議が4月1日に放送される。例年予選を勝ち抜き、本戦進出を果たしている渡辺明名人(38)は、今年も存分に大会を満喫するつもりでいる。前回大会では2巡目に指名した渡辺和史五段(28)が公式戦でも大活躍し、将棋大賞の連勝賞(20連勝)に輝いた。「自分の見立て通りだったかなと感心しましたよ。ははは」と大笑いしたが、やはり“目利き”の力も相当なものだ。今年、渡辺名人のお眼鏡にかなうのは、どんな棋士か。