アニメ『薬屋のひとりごと(くすりやのひとりごと)』は、後宮を舞台に「毒見役」の少女が、さまざまな難事件を解決していく痛快な謎解きエンタテインメントです。原作は日向夏氏による同名小説。コミカライズもされていて人気の作品がアニメ化されるということで、注目を集めました。
▶“悪女”を演じ切る楼蘭妃の最期 47話
▶楼蘭妃の正体が判明、一方壬氏は… 44話
▶皇弟・壬氏の本当の名は「華瑞月」 36話
この記事ではアニメ『薬屋のひとりごと』の放送日、声優や制作会社などの情報をまとめました。あわせて原作のどこまでがアニメ化されるのかも予想しています。
目次
- アニメ『薬屋のひとりごと』とは
- アニメ『薬屋のひとりごと』3期はいつから放送?放送局は?
- アニメ『薬屋のひとりごと』3期の動画配信はある?無料?
- 3期は全何話?原作のどこからどこまでがアニメ化される?
- 3期に出演する声優は?
- アニメ『薬屋のひとりごと』3期のスタッフは?
- まとめ
アニメ『薬屋のひとりごと』とは
主人公は、大国の後宮で下女として働くことになった猫猫(マオマオ)。もともと花街の薬師だった猫猫は、薬と毒への興味ばかり強くて人への関心は薄く、女たちの噂と陰謀が渦巻く後宮では浮いた存在です。
猫猫は、とにかく目立たないように年季明けまでやり過ごそうとしていましたが、帝の御子たちが次々と病にかかる事件にかかわったことで、美形の宦官、壬氏(ジンシ)の目に止まり、寵姫の毒見役に抜擢されます。その後も猫猫は、壬氏からさまざまな面倒事を押し付けられ、薬師としての知識と深い洞察力をもって解決していきます。
アニメ『薬屋のひとりごと』の原作は、日向夏氏が小説投稿サイト『小説家になろう』で連載していた同名作品を加筆・修正して出版された小説版です。スクウェア・エニックスと小学館から、それぞれ漫画版も発売されていて、シリーズ累計4000万部を突破する人気作品となっています。
アニメ『薬屋のひとりごと』3期はいつから放送?放送局は?
2025年7月4日の2期最終回(第48話)放送終了後、続編制作決定が発表されました。放送時期や放送局、TVアニメか劇場版か、続編がアニメ3期となるかなどの詳細については未発表です。また、続編が原作小説の続きとなるかの詳報もありませんが、ティザーPVの内容をみる限り、原作小説5巻からの内容である可能性が高そうです。
仮に1期・2期と同様にTVアニメが制作されるようであれば、続編=3期となります。TVアニメが制作される場合の放送時期ですが、1期は2024年3月まで放送され、2期の放送が始まるまでに約9ヶ月の間が空きました。2期の終了から3期の放送まで、同程度の期間が空くと仮定すると、3期の開始は2026年4月ごろになると考えられます。
放送局についても現状では不明です。アニメ1期・2期と同様であれば、日本テレビ系となると思われます。
▼アニメ『薬屋のひとりごと』超ティザーPV
1期・2期の放送はいつ?
アニメ『薬屋のひとりごと』2期は2025年1月10日(金)より、日本テレビ系「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」にて毎週金曜23時~全国同時放送。2025年1月~6月まで、連続2クール・全24話が放送されました。
【2期の放送局】
日本テレビ系「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ) 1月10日より毎週金曜23時~
BS日テレ 1月11日より毎週土曜22時30分~
AT-X 1月11日より毎週土曜21時00分~、リピート放送:1月14日より毎週火曜4時30分~、1月18日より毎週土曜6時00分~
映画・チャンネルNECO 1月19日より毎週日曜24時00分~
アニマックス 2月1日より毎週土曜21時30分~、リピート放送:2月2日より毎週日曜9時00分~
第1期は2023年10月21日(土)25:05から、初回の3話一挙放送の後は毎週土曜24:55〜日本テレビ系にて連続2クールで放送されました。2期放送決定は2024年3月24日の第1期終了後に発表されています。
アニメ『薬屋のひとりごと』3期の動画配信はある?無料?
アニメ「薬屋のひとりごと」3期のネット配信については、続編制作が発表されただけのため、詳細は不明です。しかし、1期も2期も広くネット配信されたされたため、もしTVアニメ3期が制作されるならネット配信される可能性は高いでしょう。
2期のネット配信については下記となります。地上波での放送終了後、下記の各種配信プラットフォームで順次配信されています。
SVOD(見放題配信)
ABEMA プレミアム、Amazon Prime Video(アマプラ)、d アニメストア、d アニメストア ニコニコ支店、d アニメストア for Prime Video、DMM TV、FOD、Hulu、J:COM STREAM、Lemino、milplus、NETFLIX(ネトフリ)、TELASA、TELASA(Ponta パス)、U-NEXT、WOWOW オンデマンド、アニメ放題、バンダイチャンネル
AVOD・FVOD(最新話期間限定 無料配信)
ABEMA、Lemino、TVer、日テレTADA
TVOD
Amazon Prime Video、Google TV、HAPPY!動画、J:COM STREAM、milplus、music.jp、Rakuten TV、TELASA、VIDEX、カンテレドーガ、バンダイチャンネル、ビデオマーケット、ムービーフルPlus
このうちABEMA、Lemino、TVer、日テレTADAでは最新話の無料配信が実施されました。
3期は全何話?原作のどこからどこまでがアニメ化される?
アニメ「薬屋のひとりごと」3期のアニメ化範囲については現時点で不明です。
仮に1期・2期と同様にTVアニメ3期として連続2クール放送される場合、これも同様に原作小説の2巻分を全24話でがアニメ化される可能性が高いのではないでしょうか。
2025年7月4日の2期最終回放送終了に公開された超ティザーPVでは、砦の中で壬氏が楼蘭から紙を受け取るシーン(2期47話)から始まり、猫猫や壬氏の言葉とともに続編のヒントとなるシーンやキーワードがたくさん散りばめられています。「舞台は新たな地へ」という言葉や、広がる麦畑など、今後の展開を予感させる映像です。
この内容から、原作小説の5巻以降が続編としてアニメ化されると思われます。
2期は全24話、原作のどこからどこまでアニメ化された?
2期は2クール、全24話で放送されました。放送期間は2025年1月から6月までです。楼蘭妃の謎や、未解決のままの壬氏暗殺未遂事件、外国からの隊商など、1期で描かれた伏線が回収され、「子一族の謀反」の事件が解決したところで最終回を迎えています。
アニメ化された範囲については、原作小説の第3~4巻です。スクウェア・エニックス版のコミックスでは第8~15巻(アニメ2期の途中まで)、小学館版コミックスでは第8~20巻までとなります。
【2期あらすじ】
帝の寵妃・玉葉妃の妊娠判明により、猫猫は翡翠宮の毒見役に復帰。
妃、そして帝の御子を狙った事件が再び起きないよう警戒をしながら、日々を送っていた。
先帝時代からの重臣を父にもつ新たな淑妃・楼蘭妃の入内、壬氏の命が狙われた、前代未聞の未解決事件、そして消えた容疑者・翠苓。
不穏な空気が晴れない中、外国からの隊商、さらには無理難題な要求をする特使も来訪。宮中にはさらなる暗雲が立ち込め始めていた。
猫猫と壬氏を待ち受ける新たな難事件。それらは、やがて国をも巻き込む一大事件へと発展していくー
第2期第2クールPV
1期は全24話、原作のどこからどこまでアニメ化された?
1期は2クール、全24話で放送されました。放送期間は2023年10月から2024年3月までです。猫猫が後宮の下女となったところから、壬氏や玉葉妃(ぎょくようひ)らとの出会い、初めての園遊会や翆苓(すいれい)による壬氏の暗殺未遂などが描かれ、羅漢(らかん)が鳳仙(ふぉんしぇん)の身請けをしたところで最終回を迎えました。
アニメ化された範囲については、原作小説の第1~2巻です。スクウェア・エニックス版のコミックスでは第1~8巻の途中まで、小学館版コミックスでも第1~8巻の途中までとなります。
3期に出演する声優は?
1期・2期で猫猫を演じたのは、『魔法少女まどか☆マギカ』鹿目まどか役、『幼女戦記』ターニャ・デグレチャフ役を演じる悠木碧(ゆうき あおい)さんです。壬氏役は『機動戦士ガンダム 水星の魔女』ラウダ・ニール役や『【推しの子】』アクア役を演じる大塚剛央(おおつか たけお)さんです。
2期最終話放送後に発表された続編制作決定のティザーPVに悠木さんと大塚さんの名前があったこと、1期に出演した声優がそのまま2期も続投になったことなどを鑑みると、続編でも1期・2期に出演した声優が続投する可能性が高そうです。
参考までに2期最終話放送後のキャストをご紹介します。
2期キャスト(声優)
猫猫/悠木碧
壬氏/大塚剛央
高順/小西克幸
玉葉妃/種﨑敦美
梨花妃/石川由依
里樹妃/木野日菜
小蘭/久野美咲
子翠/瀬戸麻沙美
ナレーション/島本須美
アニメ『薬屋のひとりごと』3期のスタッフは?
1期で監督・シリーズ構成を務めた長沼範裕氏が、2期では総監督・シリーズ構成を務め、監督は1期で副監督だった筆坂明規氏が担当となりました。このような一部役割の変更などがあったものの、アニメーション制作を含めて1期・2期に携わったスタッフも続投となっています。このことから、スタッフについても続編でもそのまま続投となりそうです。
続編制作決定のティザーPVのスタッフ
原作:日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊)
キャラクター原案:しのとうこ
製作:「薬屋のひとりごと」製作委員会
2期スタッフ
原原作:日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊)
キャラクター原案:しのとうこ
総監督・シリーズ構成:長沼範裕
監督:筆坂明規
副監督:中川 航
脚本:柿原優子・千葉美鈴・小川ひとみ
キャラクターデザイン:中谷友紀子
美術監督:髙尾克己(ARED)
色彩設計:相田美里
CGI ディレクター:永井 有
撮影監督:鈴木麻予(T2 studio)
編集:今井大介 音響監督 はた しょう二(サウンドチームドンファン)
音楽 神前 暁・Kevin Penkin・桶狭間ありさ
オープニングテーマ:幾田りら「百花繚乱」
エンディングテーマ:平井 大「幸せのレシピ」
アニメーション制作 TOHO animation STUDIO×OLM 製作 「薬屋のひとりごと」製作委員会
1期スタッフ
原作:日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊)
キャラクター原案:しのとうこ
監督・シリーズ構成:長沼 範裕
副監督:筆坂 明規
キャラクターデザイン:中谷 友紀子
色彩設計:相田 美里
美術監督:髙尾 克己
CGIディレクター:永井 有
撮影監督:石黒 瑠美
編集:今井 大介
音響監督:はた しょう二
音楽:神前 暁・Kevin Penkin・桶狭間 ありさ
第1クールオープニングテーマ:緑黄色社会『花になって』
第1クールエンディングテーマ:アイナ・ジ・エンド『アイコトバ』
第2クールオープニングテーマ:Uru『アンビバレント』
第2クールエンディングテーマ:wacci『愛は薬』
アニメーション制作:TOHO animation STUDIO×OLM
製作:「薬屋のひとりごと」製作委員会
監督の長沼氏は、『魔法使いの嫁』『劇場版 弱虫ペダル』(2015)でも監督を務めています。TOHO animation STUDIOとタッグを組むOLMは、『古見さんは、コミュ症です。』を制作した制作会社で、『オッドタクシー』をP.I.C.S.と共同制作しています。キャラクター原案のしのとうこ氏は、小説版のイラストを担当するイラストレーターです。
まとめ
アニメ『薬屋のひとりごと』2期は、2025年1月10日より毎週金曜23時~日本テレビ系「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」枠にて全国同時され、テレビ放送後には各サイトで配信されています。
2期放送終了後には続編制作が発表されていますので、1期・2期を配信などで楽しみつつ、続編の詳報を待ちましょう。
(C)日向夏・イマジカインフォス/『薬屋のひとりごと』製作委員会
この記事の画像一覧アニメ『薬屋のひとりごと』放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイトル(タップで動画へ) | 見どころ |
---|---|---|
1 | 猫猫 | 猫猫の正義感が幼子を救う |
2 | 無愛想な薬師 | 媚薬の出来はバッチリ!? |
3 | 幽霊騒動 | 奇行の裏の真実に気づく猫猫 |
4 | 恫喝 | ガチギレ猫猫のマジビンタ! |
5 | 暗躍 | そばかすを落とした猫猫の顔 |
6 | 園遊会 | 「これ、毒です」猫猫が本領発揮 |
7 | 里帰り | 高順の前で素が出てしまう壬氏 |
8 | 麦稈 | 「一夜の対価」に壬氏、硬直 |
9 | 自殺か他殺か | 猫猫の死生観、壬氏の懊悩 |
10 | 蜂蜜 | 変態に追い詰められる猫猫 |
11 | 二つを一つに | 阿多妃の過去が明らかに |
12 | 宦官と妓女 | 猫猫、指先だけならお触りOK |
13 | 外廷勤務 | 官女とのドロドロバトル |
14 | 新しい淑妃 | 「女の園の秘術」を教授 |
15 | 膾 | 曲者な軍師・羅漢が来た! |
16 | 鉛 | 鍵の開かないタンスの謎 |
17 | 街歩き | 妓女の価値を下げる方法 |
18 | 羅漢 | 猫猫と羅漢の関係が明らかに |
19 | 偶然か必然か | 命を守るため、猫猫が走る |
20 | 曼荼羅華 | 壬氏が飲む薬の効果 |
21 | 身請け作戦 | 隙あらば嫉妬する壬氏 |
22 | 青い薔薇 | 羅漢の目に映る人々 |
23 | 鳳仙花と片喰 | 妓女・鳳仙と羅漢の悲恋 |
24 | 壬氏と猫猫 | 壬氏の頭突きを食らう猫猫 |
25 | 猫猫と毛毛 | 壬氏、恍惚の表情でネコ吸い |
26 | 隊商 | 小蘭、猫猫にムニムニほおずり |
27 | 冬人夏草 | 亡くなった中級妃と毒きのこの謎 |
28 | 鏡 | 絶世の美女の正体はまさかのやり手婆 |
29 | 月精 | 闇に浮かび上がった“美女”壬氏 |
30 | みたび、水晶宮 | 梨花妃のビンタに深い理由 |
31 | 選択の廟 | 皇帝の爆弾発言に焦る壬氏 |
32 | 皇太后 | 皇太后の“呪い”発言が怖すぎる |
33 | 先帝 | 高順にあやされるギャン泣き幼少壬氏 |
34 | 怪談 | 本気のガチホラー回 |
35 | 狩り | 猫猫と壬氏、襲撃からのずぶ濡れ急接近 |
36 | 華瑞月 | 壬氏に壬氏の壬氏があった |
37 | 湯殿 | 猫猫たちの楽しいお風呂回 |
38 | 踊る幽霊 | 壬氏が「猫猫」と呼ぶ |
39 | 氷菓 | 壬氏、猫猫に顎クイ |
40 | 巣食う悪意 | 生きていた翠苓 |
41 | 狐の里 | 猫猫の名推理に子翠は爆笑 |
42 | 鬼灯 | 激おこ壬氏 |
43 | 祭り | 猫猫の超オタク早口 |
44 | 砦 | 楼蘭妃の正体が判明 |
45 | 蟇盆 | たくましすぎる猫猫 |
46 | 禁軍 | 猫猫と壬氏、久々の再会 |
47 | 子の一族 | 若い頃の子昌&神美がエモい |
48 | はじまり | 猫猫と壬氏、それぞれの立場に |