五感の1つでありながらいまだに謎が多い「におい」。そんな「におい」の異常をAIが判定します。
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「人間の鼻では判別できないにおいの異常をこちらのセンサーを使うことで、AIが異常を判別します」(後藤翔記者)
においに関する研究を行うレボーン社が開発した「異常検知AI」は、判定したい対象物の「においデータ」を測定し、異常かどうかを約数分で判別します。
これまで、においの異常は人間の嗅覚でしか判別できず、判定結果の安定性などが課題となっていました。
「どのあたりから異常品で、どのあたりまでが正常品であるかというところをAIとして学習させるということになります」(レボーン代表取締役・松岡広明さん)
事前にセンサーを使って、対象物の正常な「においデータ」をクラウド上のAIに学習させ、判別しているということです。
会社では今後、香水の品質管理や自動車の排ガス検知など事業で使用したり、災害や病気の予兆を捉えることに活用したりしたいと考えています。(ANNニュース)