ファンの前で笑って見せた以上に、たくさん泣いた。2022-23シーズンをもって赤坂ドリブンズを去ることになった丸山奏子(最高位戦)。入団当初は「育成枠」と呼ばれ、その後は年々着実に力をつけたが、2022-23シーズンは▲141.6で個人26位に終わり、同じく個人30位と不振だった指導役・村上淳(最高位戦)とともにチームを離れる。心優しき“まるこ”からすれば、自分の試合で結果が出ないこと、また他の先輩選手が不振の際に「まるこを出せ」と言われること、いろいろなことに悩み、その度に涙した。「どこに対しても『ごめんなさい』みたいな気持ちになっちゃって…。私の目からはみんな、すごく輝いて見えるんですよ」。ABEMAのドキュメンタリー「熱狂」では、苦悩しながら戦い抜いた丸山の素顔に密着した。