北アルプス『薬師岳』で撮影された映像。登山者の前にツキノワグマが現れています。9月以降、クマの被害が急増する恐れがあり、秋の行楽シーズンに向けて注意が必要です。
■“親離れしたクマ”活発化 人身被害に注意
2023年度のクマ類による人身被害は、統計史上過去最多の198件でした。
2024年度の人身被害は4~7月は45件で、2023年とほぼ同じようなペースで増えています。
2023年度を見ると、9月以降、人身被害の件数は急増しているので、2024年も注意が必要です。
環境省によると、夏から秋にかけて“親離れ”したクマの行動が活発化し、食料捜索のため、人の生活圏に接近することが増えるといいます。
秋の行楽シーズンは、特に注意が必要です。
登山、ハイキング、山菜採り、渓流釣りなどをしている時、クマに遭遇する機会が増えています。
環境省は『指定管理鳥獣』対策費用として、2025年度予算案の概算要求に30億円を盛り込んでいて、被害が深刻な北海道・東北・関東など5カ所の地域に、クマ対策の専門職員を配置する方針です。
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年9月3日放送分より)
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