すしや和食が世界に広まる中、英語で和食の料理人を養成する専門学校がイギリス・ロンドンに開校しました。
19日、ロンドンで「東京すし和食調理専門学校・ロンドン校」の開校セレモニーが行われました。ロンドン校には3つのコースがあり、和食の料理人やすし職人を養成するコースでは週4日、6カ月間にわたり魚のさばき方や調理法を指導します。さらに接客や和食の歴史、文化などについても詳しく教え、終了の暁には日本の農林水産省の調理技能認定が取得できます。
「（卒業後は）できれば日本で働きたいと思っています。寿司シェフになるか日本食レストランで働きたい」「日本のシンプルな料理が好きです。わずか数種類の食材で、ヘルシーで栄養価が高く、美味しい料理を作れることが素晴らしいと思います」（学生）
「東京で2016年に日本料理だけを教える専門学校を初めて立ち上げて、ふたを開けたら留学生の入学希望者が大変多い。彼らが日本に来て学ぶのは本場だが、ビザ・日本語の問題とかいろいろあり、これならば思い切って我々が外に出て実際にシェフを連れてきて、英語で教えてあげた方が良いんではないかと考えて」（東京すし和食調理専門学校・ロンドン校 渡辺勝校長）
和食は2013年にユネスコの無形文化遺産に登録されました。日本を訪れる外国人観光客の増加を受け、世界中でさらに人気が高まっていて、2023年の農水省の調査では、世界には18万7000店の日本食レストランがあり、4年前に比べ2割増加しています。（ANNニュース）
