ドジャースを率いるロバーツ監督が、大谷翔平投手のピッチャー復帰の時期を明かした。現在の状態や、タイガースを戦力外となった前田健太投手の獲得などについてインタビューで言及した。
【映像】指揮官言及「球速は約150キロ」投球練習する大谷の姿
遠征先のアリゾナでロバーツ監督が、ドジャースの裏話を語った。5月8日に収録、12日に配信されたABEMA「おはようロバーツ」で投手・大谷について言及している。
大谷は2018年にトミー・ジョン手術を受けており、2020年に投手として復帰した。しかし2023年8月23日に右肘内側側副靭帯を損傷。同年9月20日に右肘の手術を行い、以降は投手としての出場はない。
ドジャースに移籍後もリハビリを続ける大谷。現在の状況はどうなのか──。
ロバーツ監督は「ブルペンでの投球練習は土曜日におこなうので、大谷にとって今季初のベンチ休憩を挟んだブルペンでの投球練習は、このOAの直前に終わっているはず」とコメント。実際に大谷は5月10日（日本時間11日）、敵地でのダイヤモンドバックス戦前にブルペンで投球練習を行い、合計35球を投げ込んだ。
大谷は、これまでに何度もブルペンで投球練習を行ってきた。ロバーツ監督は現在の投手・大谷について「個人的に注目したいのは、休憩を挟んでの投球、打者相手の投球、それからスライダーも見たい。現時点で、すでに球速は出ているしスプリットもかなりいい」と評価。「現時点での球速は93、94マイル（約150キロ）あたり」、「そろそろ打者相手の投球が見たい」と本格復帰に向けて階段をひとつ進む段階にあるようだ。
一方で復帰の時期については慎重な判断が必要だという。「正直なところ大谷がオールスター休み前にマウンドに上がることはないと思う。そう遠くないうちに投手復帰できるといいけれどね」と早くてもシーズンの後半を考えているようだ。
現在のドジャース先発陣は苦しい状況にある。勝ち頭として期待されているグラスノーやスネルらが相次いで故障しているが「当面、大谷の復帰計画と（先発不足は）分けて考えないと」と大谷の復帰を前倒しすることは考えていないようだ。
そうなると補強が気になるところ。かつてドジャースでもプレーした前田が、今月7日にタイガースから戦力外通告を受けて、自由契約となったことが発表された。
前田の復帰はあるのだろうか？
ロバーツ監督は「それはないと思う」と言及。「前田はタイガースから放出されたばかりで…彼を獲得することはないと思います」と、現時点では前田との再契約を考えていないようだ。
日本時間12日の試合ではタイムリーを放つなど活躍した大谷だが、投手としての復帰にも今後さらに注目が集まりそうだ。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
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