大宮vs浦和“永遠のライバル” トレーディングカードに…ゲームで街自慢対決!
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 さいたま市の「大宮」と「浦和」。“永遠のライバル”として有名な2つの街の戦いが、ついにトレーディングカードとなった。

【画像】偏愛伝説カードバトル「さいたま伝」 どんなカードがある?

カードゲーム「さいたま伝」で街自慢対決

さいたま市の「大宮」と「浦和」
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浦和区在住
「(Q.浦和の人からして大宮はどんな存在?)宿敵。サッカーで浦和レッズのほうが強い」
「大宮に行くと疲れる。浦和だとなんか落ち着いている感じがする」

大宮区在住
「(浦和は)東京かぶれみたいな、そんなイメージありますね」
「大宮に来れば大抵なんでもそろうかな。(浦和は)家賃が高いので浦和住むなら都内かな」

 かつては別々の市だった「大宮」と「浦和」。歴史的に根強いライバル関係だった2つの街は、2001年にさいたま市として合併。しかし“永遠のライバル”関係は今も続いている。

 大宮と浦和、浦和と大宮。お互いのプライドをかけた戦いが、ついにカードゲームになった。果たして、どんなゲームなのだろうか。

偏愛伝説カードバトル「さいたま伝」
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 その名も、偏愛伝説カードバトル「さいたま伝」。今年4月に全国発売され、1000個が即日完売。これまでに2000個以上売れている話題のカードゲームだ。

企画者
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 このカードゲームの企画者は、大宮駅前にある商業施設「アルシェ」の中島社長。なぜ、このようなゲームを作ったのか。

「何かあると『埼玉には何もない』とか言ってしまうんですけど、いざ『浦和』対『大宮』になると、やたら熱くなる。パワーがやたら面白いなと思って、逆に街を盛り上げる力にできないかなと思って」

 「大宮」と「浦和」で陣取り合戦をするカードゲームだというが、一体どんなカードがあるのか?

自慢のスタジアム
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駒見直音アナウンサー
「『赤い悪魔の聖地』浦和駒場スタジアム」

中島さん
「浦和も大宮もサッカーっていうキーワードは外しちゃいけないキーワードで」

 どちらの街にもサッカーチームがあり、互いに自慢のスタジアムを持っている。さらに、名物料理も…。

200年来伝統の味 うなぎの街(浦和のカード)
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駒見アナ
「200年来の伝統」

中島さん
「『ウナギの街』ということで、これは絶対外せない。河川が豊かで、ウナギが昔よくとれた。一説にはウナギのかば焼きが日本で初めてという」

なぜか食べたい 大宮ナポリタン
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中島さん
「知っている人は知っているんですけども、『大宮ナポリタン』も、ここが発祥」

駒見アナ
「大宮のソウルフードが食べられると」

駅前にある草や木まで
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 他にも、大宮と浦和が誇る自慢の祭りや、交通の利便性をうたうカード、さらに駅前にある草や木まで…。互いの意地と意地がぶつかりあうユニークなカードだ。

2つの街の出身者が対戦 勝つのはどっち?

 構想から販売まで3年、多くの人たちが賛同し、完成したカードゲーム「さいたま伝」。

 実際に2つの街の出身者に対戦してもらった。大宮と浦和…勝つのはどっちだ!?

先に4つ占領したほうが勝者
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 対決するのは、大宮出身の塚田咲子さんと浦和出身の本間董子さん。2人は高校の同級生。ゲームは「大宮」と「浦和」が“さいたま”の領土を奪い合い、先に4つ占領したほうが勝者となる。

塚田さん
「大宮ナポリターン」

本間さん
「なぜか食べたいって書いてある」

 カードを駆使しながら定住者を増やし、領土拡大を狙う!のだが…。

8つある…! 浦和駅
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本間さん
「『8つある…!』浦和とつく駅が8つあるんですよ」

塚田さん
「それがどうしたの」

 カードを出すたび、いじり文句も飛び出してくる。

 およそ1時間30分にわたる抗争の末、結果は…。

浦和の勝利!
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本間さん
「やったー!!!」

駒見アナ
「浦和の勝利ですね」

塚田さん
「浦和にやられた~」

本間さん
「心置きなく、いじりあえるのがいいよね。相手のカードもすごい気になるし見てしまう」

塚田さん
「ゲームだけど大宮と浦和のすごくくだらない言い争いができる」

企画者の野望
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 カードを開発した中島さんは、今後さらなる野望を抱いていた。

「(今後は)普及させたうえで世界大会をやりたいなと思っています。大宮と浦和の戦いで世界一を決めたい」

岐阜で「鵜飼」カードが人気

 今、“ご当地”トレーディングカードが全国で広がり、まさに世はトレカ戦国時代となっている。

トレカ戦国時代
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 番組が調べたところ、日本全国で“ご当地”トレーディングカードは、少なくとも40種類以上あった。

 どんなものがあるのかというと、マグロなど漁業が盛んな青森県では地元の漁師を紹介するカード。静岡県下田市や佐賀市では、地元の偉人や観光スポットをまとめたカード。その他、各地のご当地キャラクターやご当地ヒーローのトレーディングカードなど、“地元色”を前面に押し出した魅力的なトレーディングカードがたくさんある。

ぎふ長良川鵜飼カード
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 そんななか番組が注目したのは、岐阜市で1300年以上の伝統をもつ長良川の鵜飼(うかい)の魅力を伝えるトレーディングカード「ぎふ長良川鵜飼カード」だ。

 去年、鵜飼の漁を見るための観覧船の予約者に1枚づつ配布されていたものだが、それが好評で、地元のお店やインターネットサイトで販売されて人気となっている。

 カードには、鵜を操る鵜匠や、漁の際に船を操る船頭の顔写真とともに名前、鵜飼の屋号が書かれている。

 では、具体的にどんな情報があるのだろうか?

船頭のヤジマさん(表面)
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 こちらのカードは、船頭のヤジマさん。表面を見ると、船頭歴が合計60年を超える大ベテランで、特殊能力は最年長船頭、好きな食べ物は川魚ということだ。パラメーターもあり、経験と厳しさが大きく枠をはみ出している。

船頭のヤジマさん(裏面)
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 そしてカードの裏は、詳しいパーソナル情報が載っている。資質は負けず嫌い。趣味は、つくし取り、わかさぎ釣りに加え、自然の中で孫と遊ぶこと。そして、目標は「長年乗っていても毎日川は違う!鮎をもっと取りたいと思っている」とのこと。

 観光客の方に向けて、ヤジマさんのココをチェック!ということで、見てほしいのは、親子で鵜舟に乗る船頭です。コンビネーションに注目!とのことだ。

一番人気の鵜飼カード
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 そんな、鵜飼カードで、一番人気となっているのが、船頭のイマイさんだ。ワイルドな雰囲気で、女性ファンが多く、サインを求められることもあるそうだ。

 イマイさんは、スペアリブがお好きだそうで、泳ぐことも得意で、シャイなのだが笑顔がすてきな船頭さんだという。

 この鵜飼カードだが、これまで30種類、3万枚を製造し、ほぼ配布・販売し、カードで見つけた“推し鵜匠”“推し船頭”に会うために岐阜まで来る観光客もいて、去年の観覧船の利用客は15%増加。カードが観光を盛り上げる一因となっているそうだ。

(「ワイド!スクランブル サタデー」2025年7月5日放送分より)

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