9日の衆院予算委員会で、立憲民主党の松尾明弘議員が法務省補正予算の「緊要性」について質問し、平口洋法務大臣が答弁に詰まる場面があった。
松尾議員は、システムの整備・建物の改修などは計画的に予算を立て中長期的に実行すべきであるにも関わらず、なぜ補正予算の対象となっているのかと指摘。
これに対し平口法務大臣は、10月の訪日外国人が過去最高の389万人になり、緊要性の観点から補正予算を計上したと説明すると、松尾議員から厳しい追及を受けた。
松尾議員「訪日外国人を増やしていくというのは政府の計画であって昨年度の3600万人から6000万人まで増やすのであれば去年より増え史上最高となるの当たり前じゃないですか。何でこれが急に決まったというふうになるんでしょうか」
平口大臣「当初想定したよりも相当程度多かったということでございます」
松尾議員「どのぐらい想定をしていた?」
平口大臣「ちょっと数字は今持ち合わせておりませんけれども相当程度大きくなることは確かでございます」
松尾議員「数字がないのになんで相当程度増えたと分かるのか私は理解できないんですけど、もう1回教えてもらってもよろしいですか」
平口大臣「細かい数字のことは事務方に答えさせてもらいます」
法務省・事務方「訪日外国人者数につきましては、今この場でこういった数字がこういった数字というところ申し上げられるところないんですけれども」
枝野委員長「数字はないんですね?数字はないんですね?はい、結構です」
松尾議員「数字の根拠がなくて、しかもその先ほどおっしゃっていた数字って政府の計画から大きく離れてないんじゃないかと私は認識しているんですけれども、どこに聞いても分からないのであれば、ちょっとしょうがないので」
大臣が答えさせると言った事務方が答えられなかったことで、議場には「えー」などとヤジが飛ぶ事態となった。(『ABEMA NEWS』より)
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