
世界的な抹茶ブームの一方で、急須でいれるお茶の売れ行きは低迷しています。こうした事態を打開すべく「食べるお茶」をコンセプトに開発された「狭山茶うどん」が注目されています。
「独特のコク・深みをうどんの中に」
埼玉県入間市のイベントで7日に初めて売り出されたのは、日本三大銘茶の一つ「狭山茶」の茶葉を練りこんで作ったうどんです。
発売を前に、店には長い行列ができていました。
東京から来た人
「(家を出たのは)8時ごろですかね。高速を使って(車で)きました」
行列は絶えず、うどんは次々と売れていきます。
所沢から来た人
「茶そばとか食べたことがあっておいしかった。期待してます。買えて良かった。(行列は)想像通り」
予定の400食は30分でなくなり、急きょ300食を追加販売しましたが、それも完売する人気ぶり。そのお味は?
試食会に参加した人
「かめばかむほどお茶の香りがしてきて、少し狭山茶の苦みがあって、すごくおいしい」
「おいしいです。狭山茶の香りがふんわり。結構コシがあって。細いけど、そばと違って、うどんみたいでおいしいです」
「狭山茶うどん」はうどんのコシを残しつつも、細麺にすることで、香りが立つように計算されています。
入間市 杉島理一郎市長(43)
「香川県の会社が持つ独自の技術で、本来の乾麺は一瞬にして熱を加えて乾かすので、風味が飛んでしまうんですが、ゆっくり時間をかけて自然乾燥に近い状態で乾燥。狭山茶が持つ独特のコク・深みをうどんの中に詰め込むことができた」
ふるさと納税の返礼品にも
日本でのお茶栽培の「北限」とされる地域で作られ、寒暖差があるため、コクのある味わいが売りの狭山茶。
しかし、急須でいれるお茶を取り巻く環境は厳しいといいます。
中島園 中島克典さん
「抹茶や粉末茶がブームで消費されている。急須で飲むお茶は消費量が減ってきている。狭山茶産地では、まだまだ急須で入れるお茶の生産がメイン。また消費量が減ってくると、厳しい状況になる」
市は「飲むお茶」だけでなく「食べるお茶」を開発し、需要拡大を狙っています。
杉島市長
「狭山茶うどんをたくさんの人に手に取っていただいて、それをきっかけに実際に急須で飲むお茶に、狭山茶に触れていただけたら」
8日から入間市庁舎で販売が始まり、今後、ふるさと納税の返礼品にもなる予定です。
(2026年6月9日放送分より)
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