
東京の住宅街で、ハクビシンの目撃が相次いでいます。都内で増える空き家が繁殖の温床になっているという指摘もあります。
【画像】電線の上を歩くハクビシン カラスの威嚇にも動じず 東京・高円寺
「重点対策外来種」指定
東京・高円寺の住宅街で、細い電線の上を歩く1匹のハクビシン。カラスが威嚇するように後を追いますが、動じる様子はありません。
ハクビシンを目撃 富田たくさん
「電線を歩いていたのは数回見ているんですけれども、日中に見つけたのはびっくりした。夜行性って聞いていたので」
周辺では、たびたび目撃されているというハクビシン。愛らしい顔をしていますが、住宅や農作物に被害を及ぼす恐れがあるとして、国は「重点対策外来種」に指定しています。
「家の屋根裏とかに巣を作られて、糞(ふん)害があったりとか。家で育てていた果物が食べられちゃうという話を聞きます。かまれてもけがしますし、感染症は怖いですし」
一度、屋根裏に住みつくと同じ場所で排泄(はいせつ)するようになり、最悪の場合、天井の板が腐食して落下することもあるといいます。
「都心は食の宝庫」
都内の住宅街では、他にもハクビシンの目撃談がありました。
目撃した小学生
「(Q.初めに見た時は?)リスかな?って」
塀の上に並んで座る、2匹の小さな動物。よく見ると、ハクビシンだったため、急いでその場から離れたといいます。
「お母さんに『かまれると嫌だから近づかないで』って言われたから」
「(Q.離れたってこと?)うん、なんか怖いなって」
杉並区や大田区で目撃されたハクビシンは、人間やカラスが近づいても、逃げる様子は見せませんでした。
日本有害鳥獣駆除・防除管理協会
依田信一郎代表理事
「都心にはハクビシンの外敵となるような、例えば猛禽(もうきん)類(肉食の鳥類)であったり、キツネであったりとか、そういった肉食獣がいないので。外敵がいないので、警戒心がどんどん薄れていっている。都心はハクビシンにとって食の宝庫」
生ごみ好物 空き家繁殖か
雑食で、家庭から出る生ごみが好物だというハクビシン。2024年度には、東京23区だけで300匹が捕獲されていて、増加傾向にあります。
近年、都内で増えている空き家や築年数が古い住宅の屋根裏に巣を作り、繁殖しているとみられます。
ハクビシンの増殖を防ぐ手立てはあるのでしょうか?
「生ごみを出す時などはネットも自治体にはあるんですが、そういったものはかいくぐってしまいますので。必ずふたのあるごみ箱に生ごみを入れるであったりとか、厳重に生ごみを出す所を守っていくというのも非常に重要。とても可愛いので近づきやすいが、本当にきばをむく可能性はあるので、見かけたら自治体や専門業者に依頼して、必ず近づかないようにしていただきたい」
(2026年6月9日放送分より)
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