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 今、3組に1組のカップルが悩んでいるといわれる不妊。しかし、保険がきかないため、高度な治療を長く続けると、費用がかさんでいく。気づくと治療費は1000万円を超え、生活を圧迫することもある。AbemaTV(アベマTV)新番組『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース』第1回目のテーマは「不妊治療破産」。

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(妊活イラストレーター/赤星ポテ子さん)

 ゲストである妊活イラストレーターの赤星ポテ子さんは、6年間の不妊治療を経て男の子を出産した。20代の頃、婦人科系の病気にかかったことが不妊治療のきっかけだった。子どもが産みにくいと言われ、医師から早めの治療を勧められたという。「不妊治療にかかった費用は、1人目のときはだいたい500万円。2人目のときには200万円くらい。合計700万円くらいです」と話す。タイミング法の指導に数万、人工授精に5万、体外受精は1回あたり30万円を費やしたという。

 しかし、それだけ多くの金額を費やすにも関わらず、ある病院で赤星さんは「カルテをまわさないといけないから、(治療を)やるかどうかすぐに決めて」と言われたと話す。これに対し、MCを務めるSHELLYもびっくり。「それって病院側の事情ですよね。すごい話。こっちは人生かかってるんだけど!って感じですよね」と怒りをあらわにした。

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 赤星さんによると、採卵してとれた卵の数や成長具合で薬を増やすなど、やらなければならないことも増える。全部の卵を育てるうちに、プラス5万円、10万円と金額も増えていくという。「なんだか結婚式やお葬式のオプションみたいですね」というSHELLYに対し、「生命がかかっているからやらなきゃなって思って、だいたいフルコースでお願いしちゃうんですよ」と赤星さんは話す。

 体外受精だけだと、1回あたり30~50万円が平均金額。成功しても失敗してもその値段だ。決して簡単に払える額ではない。しかし「これがラストチャンスですよ」などと言われたら、つい払ってしまう人が多い。赤星さんは500万円を費やして男の子を授かることができたが、2人目は200万円を費やし断念したという。

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(NPO法人「Fine」理事長/松本亜樹子さん)

 自身も不妊治療を経験し、不妊に悩む女性たちをサポートすべくNPO法人「Fine」を立ち上げた松本亜樹子さんは「子どもをつくるための治療は保険がきかなくなる仕組みになっているから、それだけ多くの金額がかかってしまう」と解説。NPO「Fine」のデータでは、体外受精でかけた金額について「30万円~50万円」という答えが最も多く、2番目は「50万円~80万円」だった。30万円より安く済むことは「ほとんどない」という。

(C)AbemaTV

(ライター/小林リズム)

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『Wの悲喜劇 ~日本一過激なオンナのニュース~』は毎週金曜24時から放送中

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