トヨタ自動車とマツダが資本提携を正式に発表した。その目的は「生き残り」だ。
 トヨタ自動車の豊田章男社長は、「新興国を中心に新しいライバルとの戦い、IT企業との戦い。海図なき前例のない戦いが始まっている」とコメントした。
 トヨタとマツダは約500億円を出してお互いの株式を取得し、電気自動車など次世代カーの技術開発を共同で進めることを明らかにした。イギリスやフランスは2040年をめどにガソリン車やディーゼル車を全面的に禁止する方針で、電気自動車への対応が急務となっている。また、トヨタとマツダはアメリカに約1700億円を投じて、4000人規模の新工場を2021年頃に稼働させる方針も明らかにした。