(産婦人科医の丸田佳奈さん)
人生でも一大事の出産。ネットなどではさまざまな情報があふれているものの、どれが正しい情報なのか確認するのは難しい。
SHELLYが番組MCを務める『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース』では、「信じちゃいけない!妊娠・出産・子育ての都市伝説」をテーマに、出産にまつわる噂話・都市伝説の真相に迫った。
子育てについてのコラムを多く執筆し、21歳と12歳の2人の子どもをもつコラムニストの河崎環さんは、2人目を出産したときに「完全母乳で育てたい」という気持ちがあったという。河崎さんいわく「生クリームやチョコレートなど、高カロリーのものは乳腺炎になるから避けなさいと指導された。あんこはどれだけ食べてもいいと言われたので、あんこばっかり食べていた」と振り返った。河崎さんはその指導を信じていたが、何度も再発する乳腺炎に悩まされた。
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河崎さんの話を聞いた、産婦人科医で現在9カ月の子どもの母である丸田佳奈さんは「チーズや生クリームやバターを食べると乳腺がつまって乳腺炎になりやすくなるというのは、昔は実際に言われていた」と説明。過去には医療関係者もそのように指導していたことがあるとしながらも「今はもう証明されていない。関係ない」と話し、生クリームやチョコレートを食べることで母乳に影響することはないとした。
(ニュースサイト「ウートピ」編集長の鈴木円香さん)
働くアラサー女性向けニュースサイト「ウートピ」編集長で、2歳の子どもがいる鈴木円香さんも「母乳の出が悪かったときに米と水をとにかくとれって言われました」と話すと、丸田さんは「これを食べれば母乳がよくなるというのは、科学的に根拠があるものではない」とコメント。
続けて、丸田さんは「おっぱいにも水が入っていて、脱水だとおっぱいにいく余裕がなくなるから水分はとても大切」と説明。母乳を出すために水分をとることは必須だが、食べ物によって出がよくなることはないようだ。
(AbemaTV/『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』より)
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(ライター/小林リズム)