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 2017年、Twitterで頻繁に炎上した上西小百合・前衆議院議員。大手保険会社などを経て29歳で初当選、出世の階段を駆け上がるように見えたが、2015年3月に本会議を欠席したことが問題視され、当時在籍していた維新の党を除名された。その後は無所属議員として活動しながら、写真集を出版するなどタレントとしても注目を集めてきた。

 そんな上西氏は昨年、サッカー浦和レッズドルトムントの親善試合について「浦和酷い負けかた。親善試合は遊びなのかな。」と批判し大炎上。さらに浦和ファンを名乗る人物が事務所に押しかけたことについて「くたばれレッズ!」など怒りのツイートをしたことで更に炎上した。

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 他にも有名タレントらとの過激なバトルでネットはたびたび炎上、ついたあだ名が「炎上クイーン」だ。街の人たちの反応は「痛い人だな、自信過剰じゃないですか。自分美人だと思ってる感じがする。そうでもないと思いますけど」や「キャラはあるよな。芸能人としての」「炎上商法って感じ。でも気になってTwitterとかフォローしちゃってる」「変な大阪のおばちゃんね。無理無理。あんないい加減な人許せない」など、賛否両論。

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 AbemaTVの年越し特番に出演した上西氏は、そんな世間の評判に対して「Twitterは思ったことを自由に発言できる場所。だから私に文句を行ってきてもOK。私も言いたいことをつぶやいただけですよね。メンタルが強くない人は政治家に向いてない」「炎上"商法"って言われても、何も売るものが無いのに言われてるのはどうも気に食わない」と持論を展開。また、自らの好感度について「地上波番組に出た時に、私の好感度調査を地元の通天閣で行ったんですけど、50人聞いて47人が『好き』って回答した」と主張した。

 その一方、「昨年も今年も炎上炎上と言われてきたんですけれど、この番組を最後に"ソフト上西"に変更したいと思います。すみません!」と懺悔の言葉も口にした。

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 Instagramの"自撮り"も話題になっている上西氏。元衆議院議員の宮崎謙介氏が「本物と比べると詐欺だ!」と鋭く批判すると、「なんでインスタをしてるかっていうと、ツイッターしてると私のことを"ブス"っていう人がいる。でも実際に世間で罵られるほどではないと思っている。だからこういうことにチャレンジしている。…違う違う!こういうところから若い人が政治に入ってくることもあるんだよ」と反論。すると宮崎氏の妻・金子恵美元衆議院議員は「若い人が政治をすごく遠いものとか敷居が高いものだと思っているところをぐっと下げているのは貢献してるかもしれないが、詐欺はいかんわな」とチクリ。

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■お相手の顔はショーン・Kさんに似てる

 昨年秋の衆院選には出馬せず、タレントとして活動を始めた上西氏。多い時は週5日も東京で仕事があり、大阪の自宅を離れ、ホテルで暮らす生活を送っている。意外にも矢沢ファンだと笑顔で語り、一人で泊まるには少々広いホテルの室内には"矢沢タオル"が。冷蔵庫を開けると、そこにはチューハイ缶が並べられていた。

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 現在の収入について「会社員時代から資産運用している。不動産もやっていて、議員時代より収入は増えました。衆議院だと1、2年で解散してしまうこともある。議員の給料がなくなっても生活できる基盤がないと、怖くて立候補できない。国会議員をやって儲かるんじゃないかと思っている人はたくさんいると思うんですが、それは大間違い。議員になって儲かるなんてちゃんちゃらおかしい。与党議員の皆さんは献金をもらえるけど。だから公認をもらう時に党から言われたのは『上西さん、3000万円の選挙費用がかかるけど大丈夫?万が一落選しても生活はしていける?』。この2つをクリアして出馬した」と話す。

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 不出馬表明時には、スポーツ紙に「妊娠?交際中の年上恋人と結婚へ」などの見出しが躍った上西氏。お相手はイケメンセレブという情報もあるが、上西氏の元秘書で、現在マネジャーを務める笹原雄一氏は「会ったことある。顔がショーン・Kさんに似てる。ただほとんど最近会ってないと思う。年末も外国で仕事をしている」と明かした。

■「痩せると深キョンって言われてました」

 今、そんな上西氏が新たに挑戦しようとしていることがボクシングだ。「痩せると深キョンって言われてました」と、3か月で12kgの減量を目標に掲げる。救いの手を差し伸べたのは、12名以上の世界チャンピオンを輩出した協栄ボクシングジムだ。

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 「ボクシングを見に行った時に横に協栄ジムの金平会長がいて、すごく丁寧に女子ボクシングの解説をしてくださった。私も『痩せないといけないんで運動したいんです』と話したところ、通ったら?と言われた。でもあんまりアルコールっておさえられないので、悩みどころですよね」

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 トレーニングの最中に遭遇した世界チャンピオンの亀田興毅さんが見守る中、ウォーミングアップの縄跳びに挑戦するもまったく飛べず。亀田さんも呆然としていた。

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 40分にわたるトレーニングで汗を流した上西氏が向かったのは歌舞伎町の居酒屋だ。「やはりトレーニングしたあとはこういうもので水分を補給しないといけないんで」と語り、グラスを空けていく。「議員って朝早く家を出て、夜遅く帰ってくる。寝に帰るだけだった。ちょっと一杯飲んでから寝るというローテーションができていたので…」。

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 上西氏の近況を知った宮崎氏が「運動して体が欲している中で一番やっちゃ駄目なことしてる。どうせつまみもこってり系でしょ!?」とまくし立てると「海老天とか食べてます。でも、鳥の胸肉にしました、と嘘を報告しています」と開き直りとも取れる発言。さらに宮崎氏が「私たちは正直者だけど、上西さんは嘘つきだから(笑)」と突っ込むと、上西氏は「(宮崎氏の不倫報道のような)悪質な嘘はつかないからね」と切り返した。

■政界にやり残したことがある

 「やっぱり5年間でまだまだやり残したことがある。国会に戻ってやり遂げたいなと思っている」と、政治活動にも意欲を見せる上西氏。

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 「これだけ投票率が低い低いと言われているのはなぜか、ということ。主権者教育をしないといけないと思った。18歳選挙に引き下げられても投票率は変わらない。じゃあ何をしないといけなかったのか、小学校・中学校から主権者教育をしないといけないと思っている。じゃあ高校で模擬投票を行っているところもある。(教育の)現場に足を運ぶ時にも政党色がついていると『ちょっと…』と言われるところもある。そこで無所属ならいいですよ、と受け入れてくれたり。給料分は働いたと自負はある」。

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 芸能界を邁進するのか、それとも政治界へ戻るのか。笹原マネジャーは「本人は1月5日から事務所が稼働すると言っている。スタッフも雇っていて、本気みたい。何がやりたいのか…」と頭を抱える。上西氏の言動から今年も目が離せない。(AbemaTV/『新春LIVE Abemaが総括!2017年越しカウントダウンスペシャル』より)

新春LIVE Abemaが総括!2017年越しカウントダウンスペシャル | AbemaTV(アベマTV)
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