虐待された少女を救った言葉「生きていてくれてありがとう」
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(▲番組MCのSHELLY

 先進7カ国における「若者自殺死亡率(※)」で日本の若者の自殺死亡率は1位である。止まらない若者の自殺。なぜ若者は「死にたい」と思うのだろうか。SHELLYがMCを務める『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース』(AbemaTV/アベマTV※毎週土曜23時から放送中)では、10代で死にたいと思った経験を持つ女性たちが赤裸々に語った。

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(▲岡田紗恵子さん)

 2歳から両親の虐待を受け、10代で非行に走った岡田紗恵子さん。両親は、紗恵子さんが中学2年生のときに亡くなった。幼い頃から経験し続けた虐待、そして親の死。若くして多くの苦しみを受けた紗恵子さんを変えたのは、NPO法人若者メンタルサポート協会理事長である岡田沙織さんとの出会いだった。

 施設で出会った紗恵子さんと沙織さん。紗恵子さんが自身の生い立ちを沙織さんに話したところ「そうか。生きていてくれてありがとうね」と言われたという。

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(▲岡田沙織さん)

 それまでずっと自分の居場所を探し求めていた紗恵子さん。沙織さんの言葉に「ここにいてよかったんだって。生きていてよかったって思えた瞬間。すべてが救われました」と話した。

 そんな沙織さんを“沙織ママ”と呼ぶ紗恵子さん。現在、紗恵子さんは岡田さんの養女として迎えられ、我が子同然に愛情を注がれている。

 紗恵子さんは「“助けて”って言える子はごく一部で、辛かった子どものまま成長した大人もいる」という。「私はたいしたことは言えないけど、そういう大人や、今つらい思いをしている子たちに何か伝えることができたらなと思う」と胸の内を語った。

(※)先進7カ国若者自殺死亡率:世界保健機関資料、総務省統計局「世界の統計2015」、カナダ統計局「2011 Census of Canada」より厚生労働省自殺対策推進室が作成。

(C)AbemaTV

(AbemaTV『Wの悲喜劇』より)

(ライター/小林リズム)

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