ジャーナリスト・安田純平さんの解放から1か月あまり。あれほど加熱した報道も世間も、今はすっかり冷めてしまい、他の話題に関心は移ってしまったようだ。そんな風潮に違和感を表明するのが堀潤氏だ。堀氏はシリアの市民記者や安田さん本人と連絡を取りながら、独自に拘束から解放に至る過程の検証を行っているという。話を聞いた。


 安田さんの記者会見やインタビューをまとめた本が出版されましたが、カルロス・ゴーン逮捕のニュースも入ってきて、消費税や移民の話さえも吹き飛んでいますよね。もちろん彼が投げかけた問題のことだって、もうみんな忘れてしまっていると思います。