カルロス・ゴーン容疑者の逮捕を巡る一連のマスコミ報道に違和感を抱く声もある。その一つが、報酬50億円分の虚偽記載容疑について、当初とは異なる報道が出てきていることだ。
 今週に入り、これが退任後に支払われるものであり、ゴーン容疑者はまだ受け取ってはいなかったということが報じられた。さらにゴーン容疑者と共に逮捕された側近・グレッグ・ケリー容疑者は、この報酬が確定したものではなく、金融庁に問い合わせた結果、有価証券報告書への記載義務もないという認識だったと供述しているとも報じられている。