日本時間の12日午前、カナダの裁判所が中国IT大手「ファーウェイ」副会長・孟晩舟容疑者の保釈を認める決定を下した。
 ファーウェイは中国人民解放軍の技術者だった任正非氏が1987年に深センで立ち上げた企業で、政府や軍の通信システムを手がけたことをきっかけに世界最大の売上を誇る通信機器メーカーに急成長。世界170カ国に18万人を超える従業員を抱え、売上高は約10兆円(2017年)に上る。その任氏の長女であることから"ファーウェイの王女"とも呼ばれていた孟容疑者。アメリカ企業を騙し、イランとの違法な取引に関与させた詐欺の容疑がかけられており、アメリカ当局の逮捕要請を受けたカナダ警察が逮捕していた。