穏やかなはずの日曜日の夜に起きた、札幌駅からほど近い豊平区平岸突然での爆発。消火活動は深夜にまで及び、約6時間後には消し止められたが、3店舗が入った2階建てのビルは跡形もなくなった。周辺は瓦礫の山と化し、被害は近隣のマンションにも拡大。42人がケガをし、うち1人が重傷を負った。
 爆発から一夜、警察と消防が現場を調べたところ、最も激しく壊れていたのは不動産仲介会社と判明、焼跡からは約120本の除菌用のスプレー缶が見つかった。警察によると、出火当時は従業員がスプレー缶のガス抜き作業をしており、「給湯器のスイッチを入れたら爆発した」と話しているという。