ゲレンデに設置された旗をスノーボードで交互に通過し、スピードを競い合う競技・パラレル大回転、通称「アルペンスノーボード」。いまこの種目で、ひとりの日本人女性スノーボーダーが注目されている。
 静岡県掛川市に住む三木つばきさんは、現在15歳の中学3年生。アルペンスノーボードの日本代表選手だ。自宅のトレーニング部屋には、これまで獲得した多くのメダルやトロフィー、盾などが飾られている。
 つばきさんがスノーボードを始めたのは4歳のころ。お父さんが元プロスノーボーダーで、アルペンスノーボードの指導者だったこともありすぐに才能が開花。小学4年生の時に東海地区の大会で初優勝を飾る。小学5年生の時に出場した全日本選手権の地区予選では、中学生を相手に優勝。そして2015年5月、小学6年生で史上最年少のプロスノーボーダーとなった。