日本プロ麻雀連盟の最高峰タイトル「鳳凰位」を決める鳳凰位決定戦の最終日が2月9日、日本プロ麻雀連盟チャンネル(FRESH LIVEほか)で放送され、決定戦初出場だった吉田直が初優勝を果たし、鳳凰位に輝いた。対局直後は万感の思いからから、人目もはばからず涙した。

最終日を首位で迎えた吉田は、逃げ切りをはかるものの他の3人から徹底的なマークにあってか、最終戦前にはHIRO柴田に25ポイント差まで迫られた。それでも最終関門となった柴田の親番、南1局を柴田のリーチに立ち向かいながら流すと、最後まで気を緩めることなく、ゴールテープを切った。インタビューでは「本当に最後は結果をついてきてくれて、本当にうれしかったです。いろんな方々にお世話になって鳳凰位を取ることができました。鳳凰位になったからには、これからもっともっと勉強して、精進して、いくつもタイトルを取って、連盟を背負っていけるような選手になれたらいいなと思います。なります」と誓っていた。
【試合結果】
1位 吉田直
2位 HIRO柴田
3位 勝又健志
4位 前原雄大
◆鳳凰位 日本プロ麻雀連盟のタイトルの1つで、30年以上の歴史がある同連盟最高峰タイトル。A~Eまで計11のリーグに分かれている。A1は12人で行われ、上位3人が前年度の鳳凰位と半荘16回戦でタイトルを争う。
◆日本プロ麻雀連盟 1981年に設立。森山茂和会長。ベテラン・中堅・若手と各大会・メディアで活躍するプロが多数所属する。現在の所属プロは業界最大規模となる600人以上。2016年に行われた「麻雀プロ団体日本一決定戦」でも優勝した。主なタイトル戦は鳳凰位、十段位、麻雀グランプリMAX、王位戦、麻雀マスターズ、女流桜花、プロクイーンなど。