東池袋で自動車が暴走、母親と3歳の女の子が亡くなり、10人が重軽傷を負った痛ましい事故。13日、旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長が運転操作を誤った過失運転致死傷の疑いで捜査を進めている警視庁が、本人立ち会いのもと実況見分を行った。
 午前10時前、捜査員たちが現場で手を合わせ始まった実況見分。事故を起こしたのと同じ車種の車に飯塚元院長が乗り込み、事故当時と同じルートをたどりながら確認作業は進んだ。目を引いたのは、車から降りてきた飯塚元院長の足取りだ。事故当時、足を痛めていたとも報じられていたが、この日も両手に杖を持ち、ぎこちない足取りで現場に脚を運び、母子が亡くなった交差点にやってくると、深々と頭を下げた。