勝負どころの中盤戦から対局再開 豊島将之名人 対 渡辺明二冠 勝者がタイトルに王手/将棋・名人戦七番勝負 将棋豊島将之,渡辺明 2020/08/08 09:06 拡大する 将棋の名人戦七番勝負第5局が8月8日、東京都渋谷区の将棋会館で2日目を迎えた。前日7日に豊島将之名人(竜王、30)が封じた53手目が開封され、挑戦者の渡辺明二冠(36)の手番で、午前9時から再開した。現局面は、両者とも玉の守りが薄いまま激しい攻防を繰り広げる中盤戦。2勝2敗から抜け出し、名人のタイトルに王手をかけるのはどちらか。▶中継:タイトルに王手は豊島名人か、渡辺二冠か 名人戦第5局2日目 二冠保持者同士の譲らない接戦続きとなっている今シリーズ。勝てば豊島名人は初防衛、渡辺二冠は初の名人に王手をかける第5局は、予想とは異なる展開からスタートした。お互い、飛車先の歩を突いて相居飛車と思われたところ、後手の渡辺二冠が飛車を4筋に展開。さらに早々に戦いが始まり、自陣でじっくり囲う間もなく一気に中盤戦へと突入した。手数も52手目まで進み、ここからの数手が主導権争いの鍵を握るとも言われている。 続きを読む 関連記事